歌を聴くと感情が想いに乗ってしまう

こんなにも生きられるとは思っていなかったと

なにかに向けて涙を流したかったと涙は流れ


-------



「アスファルトに濡れた花弁みたいに白く傷ついてゆかないで」

そんな美しさを主のいない椅子に置いてきてしまったのはなぜ


-------


わずかを手繰り寄せて笑いたいなどと

どこかで聞いたような文句で私を見つめないで



-------


一つ二つ

つけられた傷もつけた傷も

なにかを訴えていたのでしょう



-------


言わないでください

今話し出します

歌唄うように



-------


あぁわかっています

たどたどしい現在も全体像の一つ



-------


ふいに鳴るから私の一つがこぼれ落ちました

大丈夫って本当ですか



-------


少しずつ少しずつですね。

生きている私に触れることなんてできないけど

なんですかそれでもなんだか感触があるんですよ

確かにそう

こうして文字を打つ手のひらにわたしの感触が

あぁもう大丈夫かもと緩んだりしませんとも



-------


握りしめたら

君とはもう

さようなら



-------


擦り切れるほど着たTシャツの隙間から淡い色した乳房が見える

林檎飴を舐めるようなそんな感覚



-------


続きを期待しないで

林檎に触れた舌はかじりたくてたまらない



-------