筆が止まるのはどーしても悪口になってしまいそうだから。
でも、黄氏の言葉を借りて書きあげてしまおう。
中国人のものの考え方に、”中華思想”というのがある。
これは、自国中心、自己中心、唯我的思想という意味で、共感できなくても理解はできる。
~中国は、日本や韓国に対しては”ちっぽけな国”と思っている。
”小日本(シャオリーベン)”は日本に対する侮辱の言葉だし、韓国のOECD(経済協力開発機構)の加盟も認めたがらない~
でも韓国人のものの考え方の”ハン(恨)”は、全く共感も理解できない。
この本の中にも
「日本人がよく理解できない韓国人の感情に「ハン(恨)」がある。
いつまでも恨み(うらみ)を忘れずに執着することだが、日本人もそのしつこさに辟易させられることが
たびたびあろう」
と出てくる(たびたびじゃないけど)
その理由を黄氏は
「歴史的に弟分であるはずの日本に追い抜かれ支配を受けた、というルサンチン(強者に対する、弱い者の憤りや怨恨などの感情)から騒いでいる面が大きい。まさにそれが「ハン」である」
というのだ。
また黄氏曰く、韓国人は中国の方が日本よりも嫌いであるが(中国54、4%、日本53、7%)、中国は歴史的に韓国人の弱みをよく知っており、一喝するだけで黙らせることができるから、余計に韓国は「ハン」を積もらせ、日本に対してガス抜きをするのだ、と言う。
何故韓国は執拗なまでに日本に対して「ハン」を持つのか。
それはひとえに大国を押し付けてくる中国に対しての、半島と島国の歴史の違いだろう。
中国の脅威にさらされた歴史と、一貫して常に対等であろうとした歴史。
聖徳太子の「日出処の天子」以後も属国扱いしてくる中国に対して、一歩も引いてこなかった日本。
片や韓国は黄氏によれば、統一新羅朝の時代から唐の属国に甘んじており、その後も自ら宋の属国になることを要求したこともあるほどだというのだ。
地理的にも民族的にも(たぶん)すごく近いのに、、歴史が圧倒的に違いすぎる。
北と南に二つも三つもわかれ部族間でずーっと争ってきて、身内や同志でも騙し合い、王を殺したら、
古いものを全部焼き払い何も残って無い。
それにひきかえ万世一系の天皇が「超越的な存在」である世界で唯一の日本。
戦国時代のような権力闘争の激しい時代ですら、韓国に比べたらかわいく見えるぞ。
韓国の言い分は、自分達の痛みや悲しみを同じように感じ同じように悲しめ、だ。
しかしこれがそもそも間違っているのだ。
櫻井良子がNHKの番組で言っていた。
「国によって歴史観は当然変わるもの。
ジョージワシントンの評価はイギリスとアメリカでは違うように。
でもだからといって、相手の国の教科書を変えるように、とケチをつけたりはしない。
立場が変われば、考え方も当然変わる、というスタンスにまず立たなければ、どんな話し合いもできない」
この言葉は、話は跳ぶが私達にもあてはまる言葉である。
国どうしだけでは無い。
他人どうし相手の考え方はいろいろある、というスタンスにたてば、たとえ自分の考え方と違っても
相手の意見も受け容れられるし、無駄な感情のいきちがいなど避けらる、というアドバイスにもなるだろう。
黄氏は、日本は古代は中国、近代は西洋の文明を取り入れながらも、いかなる文明にも編入されず、独自文明を磨きあげてきた、と書いている。
そして、日本文明のみが唯一、地球文明になりうる、と結んでいる。
それは何故か。
(つづく)