ダイヤモンドでできた惑星を発見
ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト 10月12日(金)12時38分配信
宇宙は少しだけ豊かさを増したようだ。最新研究によると、近傍の恒星の周囲を公転する惑星の1つが、ダイヤモンドを豊富に含んでいるとみられるという。
この「かに座55番星
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| 「かに座55番星e」の想像図。主にグラファイトからなる表面の下に厚いダイヤモンドの層がある。(Illustration courtesy Haven Giguere Yale) |
NASAのスピッツァー宇宙望遠鏡が55番星eの軌道距離と質量に関するデータを収集し、それを基に作られたコンピューターモデルによって55番星eの化学組成が推測された。
「ダイヤモンドでできた惑星は、SFの世界で長らく夢見られてきたものだけに、その存在を示す証拠がついに実際の宇宙で見つかったというのは驚くべきことだ」と、今回の研究を指揮したイェール大学の博士研究員ニック・マドゥスダン(Nikku Madhusudhan)氏は話す。「主に炭素でできていると思われるこのような珍しい惑星は過去に知られておらず、それが今回見つかったということは、惑星の化学組成の種類に関するわれわれの理解を根本から変えるものだ」。
この宝石のような惑星は、北天の星座かに座に位置し、地球からわずか40光年と比較的近い距離にある。暗い夜空では、55番星eの主星が肉眼でもはっきりと見える。
◆ダイヤモンド惑星の奇妙な組成
今回の研究結果は、55番星eの主星が炭素を豊富に含み、太陽の炭素量をはるかに上回るという既存研究の結果と一致する。
「主星とその周囲を公転する惑星がすべて同じ物質の原始円盤から生まれたと仮定すれば、その惑星系全体が炭素が豊富であっても筋が通る」とマドゥスダン氏は言う。
プリンストン大学の天文学者デイビッド・スパーゲル(David Spergel)氏は、今回のダイヤモンド惑星の発見を、おそらくこれまで知られていなかった化学組成を持つ、まったく新たな種類の惑星が初めて見つかったケースだと考えている。「主に酸素とケイ酸塩からなるわれわれの太陽系と異なり、この惑星系は炭素で満ちている」。スパーゲル氏は今回の研究には参加していない。
「今回の発見が、惑星系の進化に関するわれわれの理解にどのような影響を及ぼすのかは現時点で不明だが、惑星のバリエーションの全容を解明する上で重要なステップであることは間違いない」。
今回の研究成果は、「Astrophysical Journal Letters」誌に近く掲載予定。
Andrew Fazekas for National Geographic News
夢のあるニュースだし、何でそんなことが分かるのかなぁ~とも感じる。
40光年とは宇宙規模で言えば近いんだろうな^^
が今の技術では往復するのに300年以上はかかりそう。
その前に表面温度が2000度以上あれば、採れないけど。
人類が光速の壁と表面温度が超高温の壁を越えたとき、行ってみたい星になるんだろうな~
私達が目にするダイヤモンドは、地球が生成したもの、と思い出させてくれるニュースでもあります。