災難なクリスマス?!  (夢小説) | 描きたい放題 !

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気が向いた時に 落書きした絵をUPしたり
  ピグ日記 日常日記 有り

♪  ジングルベル  ジングルベル  クリスマス ♪




街中に クリスマスソングが流れる中


少女は 色鮮やかなツリーを 見ながら歩いていた




(綺麗アルな  こんなの家 (万事屋) にもあったらいいネ)


(でも・・・買えないアルな・・・)



諦めた顔で 少女は その場を後にした










数日後の朝




「おおぉぉぉぉ!!」



万事屋中に 響き渡る声



「うっせーな 朝っぱらから」



不機嫌そうな顔で 起きてきた銀時


「銀ちゃん これ 見るアルネ」



神楽は チラシを手に取って 銀時に見せた


「あぁ?」





歌舞伎町商店街


クリスマス福引きセール


1,000円分 御買い上げ事に 1回引けます




「これが どうしたんだ」


「引きに行きたいアル」


「引きてーって・・・  買い物しないと ダメだろ」


「・・・・」

「・・・・」


無言で 見つめ合う二人


「買い物 行ってくるアル」


「今日は  別に買う物はねぇー」 



「・・・・・チィッ  使えない男アル」


小声で呟きながら 万事屋を出て行く神楽




むかっ 聞こえてるんだよ」












神楽は 諦めきれず 商店街までやって来た




福引き所の近くへ行くと そこには見知った顔があった



「あっ  サド!」


神楽の声に気づいたのか 沖田は こちらに振りかえった



「何でィ  チャィナ  お前も引きに来たのか」


「・・・・ むかっ  そんな余裕が うちに(万事屋) あると思うアルか」



「プゥ」



「笑ったアルなむかっ


「その福引き券 よこすアル」


「嫌でィ」



喧嘩を始める二人に 呆れ顔のおじさんが


「あの・・・ 早く引いてもらえますか  後 つかえてるんで」


と 促してきた




結局 沖田が福引きをすると



カラン  カラン  ベル



「おめでとうございます  2等 クリスマスツリー 大当たりです」



「チィッ   2等かィ・・・・」


残念そうな顔をする沖田の横で


「なんだとォォォ  クリスマスツリーィィィ!!」


大騒ぎをしだした神楽




「何でィ  いきなり喧しい」


「くれ  くれ  それくれェェェ」



「はぁ!?」


怪訝な顔の沖田を見て 神楽は顔色を変えた



「お願いアル・・・  この貧しい少女に ツリ―譲って欲しいアル」



ウルウル 潤んだ瞳でお願いしてくる




(うぅっ  何でィ  こいつ・・・)



「仕方ねーなァ  しかし タダで譲る程 俺はお人好しじゃねィ」


「どうしたら 譲ってくれるアルか?


「そうだな・・・ これから1週間 俺の奴隷になるなら」



「ドレイ・・・  イヤァァァ!!  この人不潔 いやらしいアル!!!」



ゴツン パンチ!


思いっきり 頭を殴られた


「何 勘違いしてるんでィ」


「?」


「これから1週間 お前は 俺の部下でィ」


「部下?」


「飯の買い出し 掃除など お前がやるんでィ」



「・・・要するに 雑用をやれと・・・」


「ああ」


「面倒アルな・・・」


「じゃ  譲らねェ」


「!!  わかったアル  1週間だけアルからな」


それから 神楽は ブツブツ言いながらも 雑用をやりこなした







1週間後



「約束通り  ほら ツリー」


「きゃっほい」



物凄く嬉しそうな顔をして 神楽は


「特別にお前 クリスマスの日 見に来てもいいアル」


と 叫びながら 万事屋へと帰っていった



2人の様子を そばで見ていた近藤が 一言こぼした


「万事屋んとこ  結構 大変なんだな・・・」







12月24日



朝から 何かと大忙しな真選組




「おい  総悟」

「何でィ  土方さん」


「夕方から 1番隊は 交通整理頼むな」


「ヘイヘイ」


土方は そう言うと 慌ただしそうに部屋へと戻っていった



「あぁ・・ 面倒でィ・・・」





一方  万事屋では



「ららら~♪」



鼻歌混じりの神楽が ツリーを眺めていた


そこへ 定春がやってくる




クンクン


ツリーの匂いを 嗅ぎまわっている


そして 白い塊を咥え 走り去った



「あっ! 定春ぅ それ綿アルョ  食べ物じゃないネ」



居間の中を バタバタと駆け回っている一人と一匹を見ながら 銀時が



「フ…ン  あの沖田がねェ・・・ あいつも 神楽には甘めーな」


と ポツリ 呟いていた






夕方


街中は たくさんの車や人々で 溢れ返っていた



プップゥ


あちらこちらで クラクションが鳴り響く



「そこ! 割り込みしない!」


「ぁあ むかっ あいつが先に 割り込んだんだろ」


仲裁をしている間にも 


別の所で トラブルが発生する



「あ~あ もうむかっ  隊長は 一体どこに行ったんだァァァ!」


「知らねーよ あの人時々 フラっといなくなるから (泣) 携帯繋がらないし・・・」



どうやら沖田は 仕事をほっぽリだして


どこかへ消えてしまったらしい




屯所で たくさんの書類整理に追われている土方



♪~♪~♪


ピッ


「何だ  どうした?」


「副長  沖田隊長が またどこかへ消えました


俺ら 今 手が離せないので 探して来て下さい」



むかっ またか・・・ わかった」



  ピッ



「まったく あいつは 何やってんだ」



仕事は まだ残っていたが 放っておくわけにもいかず


探しに行くことにした


心当たりの場所を探してみるが 一向に見つからない



「あとは・・・  あそこか・・・」



土方は 面倒くさそうな顔をして 万事屋へと向かった



これから 自分の身に 何が起こるかも知らずに・・・







「ちぃーす」


万事屋に来た 沖田



「お前が ツリ―見に来てくれって  泣いて頼むから


 わざわざ来てやったでィ」




「まぁ  神楽ちゃん  泣いて頼んだの」( ´艸`)


銀時が 笑って茶化す




「んな わけ  アルかァァァむかっ



「それにしても お前 飾ったはいいが・・・


 飾り過ぎだろィ・・・」



神楽の 飾り付けたツリ―は これでもか と言うくらい


派手に飾りまくっていた



「何 言ってるネ  こういうのは 派手にしたもん勝ちヨ」


「誰と 競ってんだ お前は・・・」





ガラガラ


「銀さん  神楽ちゃん」




「おっ! 新八 待ってました」


「新八 何 持って来たアルか」


「一緒に お祝いしようと思って ご馳走持って来ましたよ」


「おお! でかしたアル」



「あっ 沖田さん こんばんわ」


丁寧に お辞儀する新八



「おう」


「あの 良かったら ご一緒にいかがですか」


「じゃ お言葉に甘えて・・・」



「お前  それを狙ってきたアルな」


すかさず 反応する神楽




「お前と一緒にすんなァ」




ワイワイ 騒ぎながら パーティを始めていると





ピンポーン


と 小さく チャイムが鳴った


だが  騒いでいるので その音に誰も気づかない



ガラガラ


  勝手に 扉を開く


玄関の靴を見て


(やっぱ ここに居やがったか  総悟の奴)


土方は 黙って どんどん中へと入っていった





「ところで 沖田さん  今日は非番なんですか


  でも・・・  隊服着てますね」



「・・・サボりでさァ」


そう言い終わると 同時に沖田は 何かの気配を察知した



「しれっと 答えてんじゃねぇーぞ  コラァァァ」


背後から パンチが飛んできたが


殴られる前に 沖田は避けた



「くっ 避けやがったな」


「そんな殺気 ダダ漏れじゃ 気づきまさァ」


「お前という奴は 毎度毎度 サボりやがって むかっ


 今日こそは 許さん」


「フン 捕まえられるもんなら 捕まえてみなせィ」



バタバタと 万事屋中を走り回る二人




「お前ら 人ん家来て 暴れてんじゃねーぞ」


銀時の声に 耳も傾けずにいると


土方は 何か 踏んづけてしまった




ギャン



大きな 叫び声があがった


「あっ・・・  すまん・・・」



目の前には しっぽを踏まれてしまい 怒りまくった定春がいた



「あ・ あの・・・ わざとじゃねーからな・・・」



  バチン



「うぷぅっ」



言い訳もむなしく 土方は 定春に思いっきり犬パンチで


弾き飛ばされた


しかも 弾き飛ばされた先に ツリ―があり



バキバキ



「あああー!!!」


ツリ―は 壊れてしまった



「いってぇ・・・」



立ち上がった 目の前には


今度は 神楽と沖田が 黒い笑みを浮かべて立っていた



「おい コラ  どうしてくれるアルかむかっ


「ぁぁ~ 土方さん チャイナの今までの苦労が


 台無しじゃねぇーですかィ」



「なっ  元はと言えば お前のせいだろうがむかっ


「問答無用ネ 銀ちゃん 縄アル」



「縄?!」



「おう  そら」


銀時が投げた縄を 沖田が受け取ると



「せーの」


神楽と沖田は 一斉に土方に襲いかかってきた



「うわぁ 何すんだ!」


「大人しくするアル」


  

  ドタン バタン



「フゥ~ 手こずらせやがってィ」



土方は 柱にくくりつけられてしまった



「離せ― コラァ」



「さて・・・ 本番は これからアル」


「おう」


神楽と沖田は  ツリ―の飾りを 手に持つと


土方の方へ じりじりと近寄ってきた




「お・・・おい  お前ら 何するつもりだ」


「お前が ツリ―代わりアルよ」




「うわぁぁ  やめろ」



次から次へと 頭に飾りをつけられた





「ププ・・・ あーはっは」


みんなに 大笑いされてしまった




「くそぉー 何と言う屈辱・・・」



神楽は 土方の頭を ポンポンと叩いて


「可愛いアルよ 副長さん  ププッ」


  笑っていた




「お前ら 後で 皆 叩き斬ってやる むかっ




描きたい放題 !




その日


 沖田と土方は  中々帰って来ず


後々 近藤さんに 大目玉をくらったのだった






今年のクリスマスは 副長さんにとって


災難な日と なってしまいました




      END




羞恥プレイ


(大好きな あのキャラとクリスマスデート!・・・ プランは如何に?)




土方さんと クリスマスデートの約束をする


どこに行こうか 色々考えをめぐらせて


その日を楽しみにしていたが




当日



仕事が入ったと 連絡があった



そんなに長くは かからないだろうとのことで


仕事先の待機所で 終わるのを待つことにした




すぐ終わるだろうと思っていたが


彼は 一向に戻ってくる気配がない



日は どんどん暮れていき


終いには 11時過ぎてしまった



(ぁぁ・・・ もうすぐ 今日も終わるな)


と 思っていると


お腹が グーゥと鳴った



コンビニでも行って 何か買ってこよう




コンビニで 飲み物を選んでいると


可愛らしいケーキが 目に入った



(・・・ケーキ 一緒に食べたいな  そうだ!)



私は ケーキや飲み物を買って戻った



それから しばらく また待ち続け


彼が戻って来た時は


もう クリスマスは終わる 3分前だった



ハァハァと 息を切らしている


「良かった 間に合った」


と 彼は笑っていた



彼を 席へ座らせると


買ってきた ケーキを並べ


「ここで クリスマス お祝いしよ」 と言った



彼は 眉をひそめ


申し訳なさそうに 謝った



「すまん・・・ 本当は レストランとか 行きたいとこ


あったんだろ・・・」



そう 確かに 何日も前から


どこへ行こうかと 色々考え 楽しみにしていたのは事実だった






でも・・・ 1番楽しみにしていたのは


どんな シチュエーションや プレゼントよりも


彼と 一緒に居れるということ





「このケーキ マヨついてないけど


ちゃんと 全部食べてくれたら許す」



「・・・・」



殺風景な 待機所の中で


「マヨ・・・マヨ・・・」


と 言いつつも


美味しそうにケーキを食べる 彼を見て


笑みがこぼれる



クリスマスを過ごしたのだった



     END




最後まで読んで頂き ありがとうございました


皆さん  素敵なクリスマスを ~(=^・ω・^)_プレゼント どうぞニャ





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