皆様、こんにちは![]()
すこしづつ春の気配が感じられるようになってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。
今日は室町幕府8代将軍で銀閣を建てたことで有名な足利義政の正室、金儲けが上手かったと評判な『日野富子』について取り上げたいと思います
。
日野富子は、名門貴族の出身で、何不自由なく、美しい女性へと成長していきました。
当時の貴族の姫にしては珍しく、幼少期から金融や財テクなどの英才教育を受けていたため、お金に関する知識はとても豊富でした
(この才能が後に大いに役立つこととなります・・・お金は大事
)
そして16歳で政略結婚により、室町幕府第8代将軍の足利義政の正室として迎えられました。
ところが、富子が嫁いだ時には、夫の義政にはすでに数人の愛人がいる状況で、その中でも義政の乳母だった今参局が権勢を振るっていた状況でした![]()
(当時、乳母が性の手ほどきをしていたことが多く、その為乳母から側女になるケースが多かったのです
)
夫には愛人が数名いる上、頼りにならない・・・夢見ていた幸せな結婚生活がもろくも崩れ去った富子は、いきなり絶望の淵に追いやられました![]()
結婚後も夫義政は今参局を引き続き寵愛して信頼し、政治の実権まで握らせていたのです![]()
彼女はことあるごとに家柄では数段上の富子と対立していました![]()
でも富子は強くて恐ろしい女性でした。普通の女性だったら泣き寝入りするところを、今参局の権勢にひたすら耐え、復讐する機会をひたすら狙っていたのです![]()
「いつか今参局を必ず追い落としてやる・・・
」富子は固く心に誓っていました![]()
そしてその機会がついに訪れました![]()
1459年、富子は義政との間に最初の子供を産みますが、その子供がすぐに亡くなってしまいました![]()
富子は子を失い、悲しみに打ちひしがれ
、ますます今参局への憎悪が増していきました![]()
そして元々今参局のことを良く思っていなかった義政の母親と手を組み、今参局を追い落とす策を考えたのです
義政の母親重子は富子と同じ日野家出身で、重子には義政も頭が上がらない状況でした。
そのような時「富子様のお子様が亡くなったのは今参局の呪詛のせいらしい・・・」という噂が流れ始めました。
この噂を利用した富子と重子は「子供が亡くなったのは、今参局の呪詛のせいだ![]()
」と義政に訴え続けたのです
。
最初はその噂を信じたくなかった義政でしたが、毎日のように母と妻から責め立てられていくうちに、義政の心も疑心暗鬼になっていき、ついには今参局は義政によって、琵琶湖の沖島へと島流しにされてしまいます![]()
しかし義政にとって今参局は、そう簡単に切り捨てられる存在ではありませんでした。
小さい頃から乳母として信頼し、やがて側女として寵愛するようになり、長年そばで支えてくれていた信頼できる大切な存在だったのです。
「少し時が経って落ち着いたら、許してやろう・・・」そう思い、彼女の流刑地を、あえて京の都から近い、琵琶湖の沖島を選んだとも言われています。
しかし義政の母、重子はそんな息子の優柔不断さと今参局への思いを読んでいました(さすが母親
)義政の気が変わり、後で今参局を許すのを恐れ、何と護送中の今参局に刺客を送ったのです![]()
(母も怖い・・・・・![]()
)
刺客に襲われそうになった今参局は、もっとすさまじい女性でした。
なんと![]()
「刺客に殺されるぐらいなら、自害する
」ということで、まるで武士のように、切腹して果てたのです
日本の歴史上、最初に切腹した女性がこの今参局でした![]()
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また富子はここぞとばかりに、義政の4名の愛妾たちも追放しました
これで奥はすべて富子が掌握することになりました![]()
(義政のまわりには母の重子、妻の富子、側女の今参局と恐ろしい女性ばかりですね・・・
)
もともと気が弱くて優柔不断な義政は、今参局が亡くなった後、ますます政治への興味を失っていきました
その代わりに、富子が夫に代わり、幕政に影響力を持つようになりました。
そのような状況でも、義政と富子の仲は良く、今参局がいなくなった後は義政は勝気な富子を頼るようになり、やがて二人の間には二人の姫が生まれました
しかしなかなか将軍の跡取りとなる、息子が生まれず、義政も富子も焦りはじめました![]()
政治にあまり興味がなく、将軍職を早くおりたいと思っていた義政は、1464年、出家して僧となっていた弟の義視を、富子に相談せず独断で後継者として指名しました。
ところが、運命のいたずらか、その翌年の1465年に富子は待望の男子、義尚を産んだのです![]()
このことが「応仁の乱」を引き起こす、きっかけとなってしまったのです![]()
(次回につづく)
今日も記事をお読みいただき、ありがとうございました![]()
また次回、お逢いしましょう![]()





