ご訪問ありがとうございます。
しまねの腸もみさんです♪
パッとしない天気の連休が終わりましたね。
気分までどんよりしないように、
元気をつけにうなぎを食べました!
お初のいづも屋さん。
本当に安くてびっくりした!
また行こう(笑)
さて、連休中に一冊の本を一気読みしました。
図書館に置いてなくて、リクエストしたのが
ちょうど連休前に届いたので。
(すごく時間がかかるんですね~)
題名だけで即読みたい、と思った本。
「52ヘルツのクジラたち」 町田そのこ
そもそも52ヘルツのクジラとは。
普通のクジラは10~39ヘルツで鳴くのに対して
はるかに高い52ヘルツで鳴くクジラのこと。
他のクジラと周波数が違うので、
仲間とコミュニケーションも取れず
答えても見つけてももらえない。
そして生存しているにかかわらず
その姿を見たものは誰もなく、
たったひとりで鳴き続けていることで
「世界でもっとも孤独なクジラ」と言われている。
『Whalien52』という大好きな歌を聞いて
この孤独なクジラのことを知ってました。
だから何となく内容も想像できたけど、
結構ヘビーでダークでしたね。
テーマは虐待やネグレクト。
繰り返されるニュースなどと重なって
単なるお話しとは思えないものがあり、
ヒリヒリする感覚になる場面も。
でも問題というか設定があちこちにあり過ぎて
逆にどっぷり暗くはならなかったです。
深い海の底へ光が届いて、
読後感はあたたかくなると思います。
声にならない悲痛な泣き声が
どんなふうに届くのか、読んでみてください。
でもこの方の本はこっちの方が良かったです。
「夜空に泳ぐチョコレートグラミー」
「女による女のためのR18文学賞」大賞含む
って書いてあったのでどきどきしたけど、
全然大丈夫、素敵なお話たちでした。
こちらも狭いところで泳ぐ5匹の魚になぞらえた
女性たちのお話し。
社会的に少数かもしれないけれど
生きづらさを感じている人には
寄り添ってくれる本じゃないかなぁ。
5編のそれぞれの物語がすべてつながっています。
全部読み終わると、
とても優しい気持ちになる本でしたよ♪
女性の強さと哀しさがつまっていて
どっちも一気読みしてしまった本です。
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