去年の今頃は、人生で一番最悪だったなあ・・・
母が末期の癌がみつかり、手術。
先生達は「もしかしたら取れる部分(腫瘍)があるかも・・・」って、弟には言ってたけど、医療者のワタシにはそれが、どれだけ不可能に近いものなのか分かっていたので、毎日、死の恐怖に悩んでいたなあ・・・。母は看護師だったので、母もそれは分かっていた。
本当に先が見えなかったなあ・・・。
そんな、状況で少しでも母に、術後がんばって一時帰宅をしてもらおう、帰宅後の生活を楽しいものと思ってもらうために、イヌを飼うことにした。ずーっと欲しい欲しいって母が言っていたので、喜んでもらえると思ったし。
だから、この冬時期に子犬をさがした。でも、この時期ってなかなか見つからない。
しろい、ふわふわしたイヌ。。。。って言ってが、マルチーズってなかなか見つからない。
ようやく、見つけたのがいまのブリーダさん。
九州から、子犬がやってきた。
母が亡くなり、わたしがイヌを引き取ることになり、いまのアパートに引っ越して半年。。。
それまで、ワタシは友達付き合いや、旅行、お稽古ごとなどで
「ほとんどお家に居ることがない人」
といわれるくらい、居なかった。飲みに行けば、「いらっしゃーい」じゃなかったもん。「おかえり~」「ただいま~」って。笑
でも、イヌとの生活で変ったよ。
休みの日は、ワンコとのんびり読書。
朝は、普通に起きてお散歩。
毎日仕事が終わったら、一度帰宅、ごはんをあげて散歩して、たまーに、夜遊びに。
お稽古は減らし、旅行の回数も激減。最近じゃTANが提案するのは「わんこといける場所」(なかなかないのだよ)
一番変ったのは
「動物にはなしかけてしまう」こと。
いぜんだったら、無かったそんなこと。
いまじゃ、「おはよ~はぴ」とか「さむいね~」「おいしいね~」って言ってる自分に驚き。
まして、周囲はもっと驚き、驚愕。
最近じゃTANのほうが、すっかりワンコにメロメロ・・・・
先日飲み会で、「うちの犬ほんとかわいいくて~」って言ってたらしい。ばかっぷり発揮である。
一番のリラックスは「ハピと遊んでいるとき」って言ってるくらいだし。
動物には癒しの効果があるのかも。
ふわふわの毛皮って、温かい毛布みたいで和むんだよね。