Message to you -70ページ目

バイバイ


昨日夜
おばあちゃんの家に泊まったの

ルゥとリィの側にいたかったから


可愛いルゥとリィの顔見たら少し落ち着いたあたしたち


おばあちゃんがいてくれてよかった

きっとおばあちゃんいなかったらずっとルゥとリィが死んだ悲しみで思い出に浸って現実から逃げてしまうところだったから


あたしたちには小さなおばあちゃんのツマラナイ冗談に少しだけ
笑えていたから


おばあちゃんに感謝だね
本当にありがとう


朝起きて
ご飯食べに行って
火葬場に行ったの
手続きもおばあちゃんがしてくれた

ルゥとリィをお出掛け用のバックから
段ボールに入れ換えてお花を入れ直して
お線香あげて
火葬場の人にルゥとリィを預けた


ルゥとリィとは
これでバイバイだね

もうルゥとリィには会えない
例え死んだ姿でも可愛いルゥとリィをずっと側に置いておきたかった

だけどそれは無理だから


悲しいけど
泣けなかった
ううん、泣かないよ

おばあちゃんいてくれたし、ルゥとリィも最後のお別れくらい笑顔ってほどぢゃないけどいつもみたいにしていたかったから
また明日ねって


おばあちゃんのくだらない冗談のおかげであたしたちは救われた


そのまま家に帰ることもできたけど
きっと今すぐ帰ってもまたしんみりして泣いちゃうから


甘えておばあちゃんの家で過ごした



夕方やっと少しだけ動けるようになったからルゥとリィのお家を片付けに彼の家に行ったの


家入った瞬間
ルゥとリィがまだいるんじゃないかって
そんな気持ちになった

食べ残しのごはん
使ってそのまま置いてあるねこじゃらし
ルゥとリィのお家

全部そのまま

ルゥとリィを探して見たけど
やっぱりいるわけないよね

ルゥとリィがいないこの家にただただ今ある現実を押し付けられて涙が止まらなかった


ついこないだまで
あんなに元気だったのにな

なんでかな?

寂しくて悲しくて
どうしようもなかった

彼としばらく思い出に浸ってすぐ一気に片付けた


片付けてるとき
聞こえたんだ
ニャアって

あたしも彼も


ルゥ?リィ?
どっちかわからないけど多分あの鳴き声はリィだね


きっとまだいるんだね


ルゥくんリィくん
あたしたちは忘れないからね

ずっと大好きだからね
だから天国では
頑張って元気に走り回ってね


またいつか出会えたらいいね


小さな幸せをありがとう

大好きだよ

形見




ルゥくんとリィくんが付けてた大切な首輪

ルゥとリィの
生きてた証


ルゥが赤
リィが青



動くとリンリンって
鈴の音が鳴るの


動く度鳴るからさ
その音が今でも頭の中から離れないよ



また何処かで
ルゥとリィが動き回ってるそんな鈴の音が聞こえてきそうだよ



ルゥとリィと出掛ける為に
リードも買った
お出掛け用のカバンも買った

ご飯がなくなったから買ったんだよ


お家だって
トイレだって
揃えたよ


ルゥとリィの為に
いっぱい奮発したの

喜んで欲しくて
可愛い姿見たくて


お祭りも公園も
一緒に行きたかったの

だから楽しみにしてたんだよ


本当は今日行く予定だったんだよ



一緒に行きたかったね
お祭り


あたしが買った
唐揚げあげたのにな
スーパーボール救いやってルゥとリィに遊んで欲しかったな


もっと一緒にいたかった


あまりにも早すぎるよ


ねぇ、そうでしょ?



死ぬなんてもっと何十年先だなんてあたし思ってたよ



なんでルゥとリィなの?
やだよ…



生きて帰ってきて?



彼の涙



彼は結構弱いんだよ


いつも強く振る舞ってるけど本当は淋しがり屋だし結構泣くこともある


カッコ悪いなんてあたしは思わないよ


辛いの我慢して泣いてないほうがずっとカッコ悪いよ





ルゥとリィが死んだこと知ったら仕事抜けて急いで来てくれた

ルゥとリィ見て
なんもできなくてごめんなって
人間失格だって
もっと早く気付いてあげれたらって
俺が代わりに死ねばよかったって
泣きながらずっと自分を責め続けてた

俺と関わると不幸になるとも自分を責めてたよ


ルゥくんリィくん?


ルゥとリィは不幸なんかぢゃないよね?
たったの1週間だったけどこんなに愛されて幸せだったよね


あたしがルゥとリィだったら絶対幸せだったよ

たったの1週間だけしかいなくてもこんなに泣いて寂しいと思ってくれる人がいるんだもん


幸せだったよ…ね?




ルゥとリィの為に
お花を買って
おやつとお水
彼がいつかビールを飲ませたかったなんて
ビール供えて

線香をあげた


ルゥとリィから離れたくなくてなかなか離れられなくて


何十分も座って
ルゥとリィの顔見てた


明日
役場で骨になっちゃうね





ルゥとリィをおばあちゃんの家に預けて
帰る道
ずっとルゥとリィの話

あんなに小さいのにって
あんなに元気だったのにって
写メとムービーでまた涙が溢れた



一瞬
車の影がリィの後ろ姿に見えたって
ずっと耳鳴りがしたり
鈴の音が聞こえてる気がしたり
ルゥとリィがニャアって鳴いてる気がしたり
死んでるってわかってるのにね


まだ信じられないよ
ついこないだまで
元気に走り回ってたのに…



あたしたちは
ずっとずっとずっと
ルゥとリィのこと忘れないからね









やっぱり寂しいから
もう一度焼いてなくなってしまうまえにルゥとリィの顔みたいから

おばあちゃんの家今からいく



会いにいくから
待っててね