カウントダウン

十代最後のカウントダウン
あと２日、もうすぐ
あたしは二十歳になります


この生きてきた約２０年年を思い返せば
色々あったなあって

決して良いことばかりじゃなかった
むしろ良いことのが少なかった気がする


でもあの５年だけは
今でも鮮明に心の中に焼き付いたまま
忘れられずずっと覚えてるよ

あの５年間
あたし本当に幸せだったから
一つ一つ思い出せば
涙が溢れるくらいの
胸いっぱいに温かい記憶


未だにあたしは
そんなキラキラした記憶を忘れられずずっと引きずって生きているけれど


やっぱり一言で言えるのならば


本当に幸せでした



時は無情に過ぎ去って
誰にも止められない
だけどあのとき
時間を止められることが出来たのなら
あたしはまだ永遠幸せを見ていられたのに


今年も夏がやってきた
あたしの大好きだった夏
幸せだった夏


もう夏なんか要らない





何時になれば
強くなれるの、、？
何時になれば
泣かずに済むの、、？
何時になれば
違う幸せが見付けれられるの、、？


今もまだ
過去の幸せに想いを寄せて
ただただ嘆くだけで
ちっとも変わらない


いっそのこと
幸せだったあの時間をなかったことのように忘れられたら
あたしは今こんなにつらくないのに


でも忘れたくない
やっぱりあたしには
無理なの


キラキラしたい
ただそれだけなの


幸せだよ
幸せだけど
幸せじゃないから


今のあたしは
そんな葛藤でいっぱいだ







もう二十歳
いい加減しっかりしなきゃ
前を向かなきゃ
強くならなきゃ



大丈夫、もう大人なんだから