映画国宝を見てきました
1964年から2014年までの1人の男の人生を描く物語
50年
終戦後まだ20年と経たない長崎で橘組の総領息子として生まれた喜久雄
新年を祝う宴の席に殴り込んできた敵対勢力により父を失います
居合わせた大阪の歌舞伎役者花井半二郎(渡辺謙)に助けに行こうとするところを止められ命を流らえます
宴席で見せた
女形の姿に才能を感じたのか半二郎は喜久雄を引き取ることに
息子の俊介と一緒に15歳からの7年間弟子として育てていきます
そこから2人の数奇な運命が描かれていきます
喜久雄演じる吉沢亮さんと俊介演じる横浜流星さん
この映画では、芸に生きて芸に死ぬという言うことが一番に感じられました
歌舞伎と言う日本の伝統芸能と古くからの家と言う2つがよりそこを浮き彫りにしていたかもしれません
金も欲も家族も世間体も健康よりも優先する芸の道
あまちゃんな歌舞伎の家の御曹司と、才能があり芸ごとに魅入られたヤクザの子の対比もみていて辛い
喜久雄には才能
俊介には御曹司という血筋
2人はお互いに自分にないものを羨んでいるのに憎みきれない
やっぱり友達であり兄弟弟子
でも同じ道にいるから確執が生まれる
長い人生の浮き沈みが二人をかえていくんです
波瀾万丈の人生
そして周りにきた女性の人生
3時間とながかったですが
飽きることなく見ることができた映画でした
歌舞伎の知識がなくても
舞台映像の美しさで楽しめました