旦那からの勧め。
清原和博 告白
雑誌 numberに連載されたものをまとめた本です。
清原和博の現役時代は、野球にあまり興味を持たない自分でも知っている。
家族がファンだったせいもあるけれど、
なぜあれだけの活躍をした人が、薬に手を出してしまったのか
個人的にショックを感じていたし、ずっと疑問だった。
岸和田の子供時代から現在まで、取材されていることは、本当に告白。
巨人のドラフトで桑田が一位に選ばれたこと
西武での活躍でもどこかみたされなかったこと
阪神ではなく巨人へいったこと
最後は、仰木監督から請われながらも、先に伸ばしにしてしまったこと
引退後に、薬物に手を出してしまったこと
清原和博氏の告白は、生々しい。
あのときああならなければよかったのに
人生の中でこちらを選ばなければよかったのでは？
と誰もが思い、後悔もする。
番長と言われた彼の中にも、期待に応えることがうれしい、ホームランを打つことに至上の喜びを感じる少年のような弱さがあったのだろうか。
清原和博氏の告白が終わった後、取材した鈴木忠平氏の清原和博への告白の部分
そこに、記録者と徹していた理由が書かれていて
とてもリアルだった。
どんな人の中にも、弱さや矛盾はある。
それでも、生きていく。
清原和博氏、どうか闇から解放されますように。