前回に続き、旅の3日目のお話です。

初日の、奥入瀬渓流をただひたすら歩いたのが 
思いもかげず楽しかったので
この日も黙々と歩くコースを選択。


みちのく潮風トレイル。

ウミネコのフンで汚れていますが
そのウミネコで有名な蕪島を起点に
福島県相馬市まで続くロングトレイルです。


ウミネコに見送られ
とりあえず、行ける所まで行ってみようと出発。


曇り空で、海風は少し寒いくらい。
平日のせいか、ひとっ子ひとりいない道を
ただ黙々と。


所々に標識はあるものの
しばらく途切れる場所もあり
本当にこの道でいいのか、ちょっと不安も。


波の音を聞きながら、ひたすら歩く。


葦毛崎展望台。
元々は、旧日本軍の軍事施設だったとか。

ホテルは素泊まりだったので、ここで朝食。
駅のコンビニで買った、おにぎり2個を取り出して。
こんな景色を眺めながらのおにぎりは
最高のご馳走です。


そして、ここからが楽しみにしていたお花畑。
ワクワクが止まりません。




その先に続く大須賀海岸。

ここからは、砂浜を歩きます。
疲れた足には、ちょっとキツイ…。
でも、色々な表情を見せてくれるこの道を
楽しんで歩きます。



抜けたその先に広がっていた一面のピンク色。
可愛いハマヒルガオに、思わず歓声が。



まだ行ける、と自分に喝を入れ
先に進みます。


歩道は、きれいに整備されていて
気持ち良く歩けます。


それにしても、すれ違う人もいなくて
貸し切り状態。


淀の松原。樹齢100年以上の松があるとか。

この場所に入った途端、場の空気が変わったのに
気付きました。
清々しくて、浄化されている感覚。

あまりの心地良さに、何度も深呼吸。


松の足元に咲く花々の
甘く芳しい香りも楽しみながら、進みます。

松林を抜けると、その先は
天然の芝生が広がる種差海岸。

ここまで、約9キロ。
体力的には、まだ行けそうな気もしたけれど
帰りのバス、電車の乗継時間を考えると
この辺が限界かと。

何しろ本数が少ないので、乗り遅れたら大変です。



3日間、自然のパワーに触れ
生命力が一気に増したようで。
翌日出勤した際に
『どうしたの?なんか、目の輝きが違うよ』
と言われましたw


旅行なんて、10年以上行っていなかったのに
きっかけは、益田ミリさんの旅エッセイ。
奥入瀬渓流に強く惹かれ、どうしても行きたくなり。

あまりに楽しかったので、9月には
娘と車で4泊5日の東北縦断の旅へ。

その時に泊まった宿が気に入って
11月には、妹と母を連れ宮城の旅へ。

今のこのコロナ禍を思うと
絶妙のタイミングだったな、と。

先の見えない変化の多い時代
直感と、今ここの自分の気持ちを大切に
過ごしていきたいと思います。


最後までお付き合いくださり
ありがとうございました✨