『誰か猫を飼ってくれる人はいないかしら?』

そう言って
お隣の奥さんが訪ねてきたのは
先月、節分の日の夕方でした。

話を聞くと、ご主人が
猫を保護してしまったとのこと。

その日の仕事中
たまたま寄った公園のトイレ。
そこにいた猫ちゃんが、何度も
ご主人の車の中に入って来てしまい
何ともかわいそうで
つい会社へ連れ帰ったものの
飼ってくれる人が見つからず…
という事でした。

優しいんですね、ご主人。

とりあえず、一旦自宅で保護をして
それから里親探しをお勧めしました。

猫ちゃんは、まだ会社にいて
これから引取りにいくとの事なので
帰宅までに、必要な物一式を
準備して、お貸しすることに。
猫を飼った事がないそうなので。

連れ帰った猫ちゃんは
美しい6ヶ月齢の女の子でした。
この時期の野良子猫だから
きっと、風邪でぐじゅぐじゅだろうと
思っていたのに。

幸運にも
捨てられて間もなかったのでしょう。
病院での診察でも、何の問題もなく。
健康で美しく、人懐こい猫ちゃん。

プラケージ等、お隣のリビングに運び
トイレのセットなどしつつ
高校生のお姉ちゃんが、ずっと猫を抱いているのを横目で見たり
小学生の男の子が名前を考えたりしているのを聞いて
恐らく、もう手放せないだろうな~と(笑)

一週間後。
ケージの返却と
その後の猫ちゃんのご報告に。

案の定
お隣さんちの猫ちゃんに

そりゃそうでしょう。
猫の魔力…いや、魅力には
そうそう勝てませんから。

お名前は、福ちゃん。
節分に来たので、『福はうち~!』
幸せを運んでくれること
間違いなし、でしょうね。
ちなみに、僕ちゃんの考えたキラキラネームは却下されたそうです。

自ら幸せを掴んだ福ちゃん。
こんなお話も、あるんですね。
正に、運命の出会いです。

あっ、そうそう
福ちゃんが来てから数日間
心配で心配で
リビングで寝ていたそうですよ
ご主人(笑)