先日行った、動物病院にて。


ミューミューさんのお薬が出来るまでの間、待合室で手にとった絵本。



アンジュール―ある犬の物語/ガブリエル バンサン
¥1,365
Amazon.co.jp

以前、図書館で見たことがある、忘れられない一冊。

 

ストーリーは、一匹の犬が走行中の車から投げ捨てられるところから始まります。

小さくなっていく車を必死で追いかける犬。

そして、飼い主の車を、いつまでも探し求める犬。

やがて、それは、あきらめから絶望へと変わり。

ホームレスの犬として暮らす日々。

そんな中、一人の少年との出会いがあり、希望の光が灯る形で物語は終わります。

 

この本には、文字が一つも出てきません。

全て、デッサン画のみです。

 

それでも、この犬の気持ちは、痛いほど伝わってきます。

切なさに涙が溢れます。

 

゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚

 

 

改めて手にとって感じたのは、『伝える方法』ってシンプルなのが一番かなと。

ただ、事実のみを淡々と伝える。

それだけで、いいのかも。

 

あまりにも伝えたい、知って欲しいという思いが強すぎると

伝える側の感情が入り過ぎ。

 

激しい怒りをぶつけたり、悲惨さを殊更強調することだったり。

時にそれは、悪意になることさえも。

 

そうなると、読んでいて苦しくなる。

思わず、深呼吸。

真実を知りたい、知らなければ・・・とは思うものの

どうしても、またそこを訪れたいとは思えなくなる。

 

その激しい怒りの感情に引きずられ、冷静に自分の頭で考えられなくなる。

そのことも、怖いと思う。

 

私だけかな・・・。

 

そして、伝えたい真実とは別に

怒りや攻撃的な感情のみに反応して集まってくる人がいるのも、事実。

これも、怖いこと。

 

ただ、変化のためには、怒りが大きな原動力となるのも事実。

だから、怒り自体は否定しません。

 

問題は、伝え方だと思います。

 

 

『アンジュールーある犬の物語』

 

もし、ご覧になった事のない方は、是非。