次の日。




鬼と化した私は、ネットで調べたありとあらゆる練習方法を次々とちゅんたんにやらせました。




もう「これでダメだったら一生縄跳びが跳べない!」くらい必死でした。





が。





当のちゅんたんはまるでやる気ゼロ。




すぐに泥団子を作り始めたり、みーたんと遊び始めたり汗




その態度にも腹が立ち、




「ずっと跳べんままでいいの!!跳ぶ気がないんなら一生かかっても跳べんよ!それでいいのっ!?」




と、一人ヒートアップする私。




逆にどんどんやる気をなくすちゅんたん汗







結局あまり成果も上がないまま、練習を終わることに。




もうガッカリでした。






その晩、旦那にその事を話すと、




「まー、人には向き・不向きがあるから。ちゅんたんはインドア派なんだよ。工作だって得意だし、ピアノだって頑張ってるじゃないか。できんことくらいあるよ。」





と、あまり相手にしてもらえず。




後で考えると旦那はもっともな事を言ってたのですが、頭に血がのぼっていた私は、





『なんでそんな無関心でいられるん!?クラスで一人縄跳びできんでもいいん!?もー、パパなんて当てにしないもんねヽ(`Д´)ノ!!』





と、情けない気持ちでいっぱいでした。





でもその後、布団に入って考え直すと、確かに私が悪い。




これまで、ちゅんたんに合わせてのんびりやってきたじゃない。




お友達ができたからって、急にママが鬼になって、急に跳べ跳べって言われても、




跳べないものは跳べないもんね。




私ももし旦那に急に「走り高跳び2m跳べ!跳ぶ気がないから跳べんのじゃ~!!」なんて怒られたって、何が何やらだもんねガーン





私の故郷の詩人金子みすずだって言ってるじゃない。



「みんなちがってみんないい」って。




・・・・・反省。








次の朝、私は旦那に言いました。




「昨日はごめんね。跳べるようになって欲しいからって、ちゅんたんが縄跳び嫌いになっちゃったら元も子もないもんね。ちゅんたんが跳びたいって思うようになった時に頑張ればいいよね。」



すると旦那は




「今度の日曜は休みだから、ちょっと練習見てやるよ。」



と言ってくれました。








旦那は私みたいにただギャーギャー言うのと違って、縄跳びのコツも知ってるし、励まし誉めながら教えてくれるだろう。ちゅんたんのやる気を引き出してくれるに違いない!




何より、自分から「ちゅんたんの練習に付き合ってやろう」なんて言ってくれたのは始めてだったので、私はすごく嬉しくて急に目の前が開けたような気がしました。







と~こ~ろ~が。(森のくまさん風)







次の日曜日、旦那が鬼と化しました( ´;゚;ё;゚)・;'.、・;'.、ゴフッ!!





続きは③で。