遅ればせながら…
あけまして おめでとう ございます
    ☆今年もよろしくお願いします☆
年末年始、パパとママの実家でのんびり過ごしてきました。
今日からまたちゅんたんと家族3人の生活が始まります。
さて、新年最初の日記はちゅんたんの話ではないんですが、この時期になると必ず思い出すあるエピソードがあるので聞いてください。(すごく長いですがっ;)
あれは4年前のお正月、まだちゅんたんのいなかった頃の話です。
私の実家で楽しくお正月を過ごし、片道2時間ほどの自宅へ帰る途中の出来事でした。
天気予報ではその晩から大雪との予報。
帰り際に私の両親が「何があるか分からないからガソリンは満タンにして帰りなさいよ」と言ってくれました。
「ハーイ」
…でも私達はガソリンを入れませんでした。
普通に帰るには十分なガソリンがあったからです。
この両親の言葉を聞かなかったことを、後でどれだけ後悔したことか。。。
そう、その「何か」があってしまったんです。
p.m.4:00 お土産に「ふぐ刺し」を貰って上機嫌で帰路につく。
高速道路は渋滞もなく快調な滑り出しでした。
ところが、降りるICまであと4つ手前まで来たところで雪が降り始めました。1つ目のICは降りる車で大渋滞。
「どうする?ここで降りる?」
「でもすごい渋滞だし、そのまま行ってる車もいるよ。行けるとこまで行ってみよ。」
ところが、さらに雪は激しくなってみるみるうちに道路は雪に覆われてしまったのです。
ノーマルタイヤの私達はのろのろ運転でやっとトンネルまでたどり着きました。
そこで父が貸してくれたチェーンをつけようと思ったのですが、、
2人ともチェーンをつけたことがない!ことに気がつきました。
それでも何とかチェーンをつけて出発!したと思ったら、
ガチャコン、ガチャコン、ガチャコン…パキッ!!
なんか割れた!!!(((( ;゜Д゜))) 
すぐに路肩に車を止めて見てみると、タイヤにチェーンが絡まっている様子。
大雪の中なんとかチェーンを外そうとしていると、1台の車が止まって中から若いカップルが出てきました。
「チェーンを外してらっしゃるんですか?」
「そうなんです~」
(車に詳しい人で手伝ってくれるのかな?優しい人もいるものだわ。ああ、ありがたい~)
「ですよねー、やっぱり外した方がいいですよねー。」
…え???
そう言うとそのカップルは戻って自分たちの車のチェーンを外すと、サーッととばして行ってしまいました。
なんでこの大雪でわざわざチェーンを外すの???今でも意味が分かりません。
その場に残された私たちは、やっとの思いでチェーンを外して再びのろのろと走り出しました。
p.m.7:00 高速道路を降りる。
高速を降りるとそこは先のみえない大渋滞でした。
この時点でガソリンがかなり少なくなっていたので、とにかくガソリンスタンドを探そうとしましたが、正月早々夜遅くまで開いているガソリンスタンドは無く、とうとうガソリンのランプが点灯してしまいました。
p.m.8:00頃 車のエアコンを消す。 不安指数 50
ガソリンの節約のためエアコンを消すと、一気に車内が冷え込んできました。車は一向に進みません。
「寒い~~~~。」
「何か食べたら気が紛れるんじゃない?」
そこで私はお土産にもらっていたチョコレートのクッキーを1つ食べました。でも、
味がしなーーーい。
あんなに寒いと味覚も無くなってしまうのですね。学習しました。
車は10分で2~3m進むか進まないかの大渋滞。
「ねえねえ、このままだとガソリンやばくない?」
p.m.9:00頃 ヘッドライトを消す。 不安指数 70
しばらくのろのろと進んでいくと、道端に1台の車が乗り捨てられていました。
「中の人はどこに行ったんかねー?」
「どこか近くの家に非難してるんじゃない?」
「いずれにしてもこのままガソリンスタンドが無かったら、私たちもああなるよね。。。」
「・・・・・・・」
p.m.10:00頃 エンジンを切る。 不安指数 100
幸いゆるやかな下り坂だったので、とうとうエンジンを切ることにしました。
後ろの車のヘッドライトを頼りに、サイドブレーキだけでのろのろと進む車。。。
だんだん周りの民家の灯りも消えていき、代わりに道端にポツポツと乗り捨てられた車が増えてきました。
暗い雪道、私たちは何時間もただひたすらに「ガソリンスタンド、ガソリンスタンド…」と唱えていました。
フグ刺しあるのに、とてもワビシイ気持ち。。。
そしてとうとう、バイパスの長い下り坂が終わるところまで来た時、
下の方にかすかに明るい光が見えたのです!!!
あったー!あったー!あったー!
a.m.2:00  ガソリンスタンドを発見!!  元気100倍!!
砂漠でオアシスを見つけたときって、こんな気持ちなんでしょうか。
夜8時までの営業だったガソリンスタンドが、なんと正月のこんな深夜まで開けてくれていたのです。そこには私たちと同じような境遇(?)の人たちがごった返していました。
セルフのスタンドだったので自分でガソリンを入れたのですが、寒さで震えて膝がガクガク、歯がガチガチいってたのを覚えています。
無事ガソリンを入れた後は、長い渋滞もなんのその。ニコニコ気分で家まで帰りました。  a.m.4:00無事家に到着。…あ、24時間じゃなくて、12時間でしたね。。。
本当にあの時は大変な思いをしました。あの時にちゅんたんがいなくてホントに良かったです。
ちなみに今回の帰省中のちゅんたんはというと・・・
帰省中 ←何をしてるか分かります??
…2時間ひたすら高速道路のトンネルのライトの色を唱えていました。
そんなこんなで今年もよろしくお願いします。
ここまで読んでくださってありがとうございました。