人間はみんなすごい!底力を出そう (抗がん剤 2クール 入院) | 自由に自分らしく ~卵巣癌&肝臓転移と向き合いながら、自分らしく人生を楽しんでいます〜

自由に自分らしく ~卵巣癌&肝臓転移と向き合いながら、自分らしく人生を楽しんでいます〜

卵巣癌ステージ3C期。
この状態になって初めて地球に生きていられることが奇跡だと心から感じられました。宇宙の仕組みもどんどん見えてきて。今の私だからこそ、伝えられることを伝えたい。

こんにちは♪

 

土居美紀です。

 

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2019.3.19 

卵巣に12センチの腫瘍発覚

 

2019.4.1

卵巣がんであろうと診断される

子宮からもがん細胞発見

 

2019.5.14 手術終了

 

2019.5.22 退院

 

2019.5.29 病理診断が出る

ステージ3C期

術後3週間で、しこりを横隔膜に発見

 

2019.6.27 抗がん剤治療スタート

 

子宮内膜症、卵巣(チョコレート)膿疱

子宮内膜ポリープ(内視鏡手術)の経験あり

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今日からまた入院です。


2回目の抗がん剤投与のために。


昨日、血液検査をしたら、白血球も前回

検査より順調に数値が上がっていて、

問題ないとのこと。


有難い~。






髪の毛も、ゴソッと抜け始めてから、

シャンプーの時には、一気に大量に

抜けるようになりました。


触ればキリがなく抜けるので、どうせなら

一気に全部!と思ったのですが、これが

なかなか一気に全部とはいかず。。


髪の量が多いからか、本当にキリが無い

感じ~。






ベリーショートにしていても、大量に

抜けると、お風呂場が真っ黒になり。


なんとも言えない光景。


ちょっと怖い。。






そんな抜けた髪の毛を見ながら、手術から

ここまでの日々が、バァーっといろいろ

よみがえりました。







手術直後は、傷を直視することが

できなかったんですよね。


グロいというのもあるし、お腹を縦に

30センチ以上も切った跡があるって、

やっぱり自分の身体にごめんなさい、

かわいそう、という気持ちもあり。





単純に痛くて、下を向けないっていうのも

あったけど(苦笑)


とにかく術後直後のあの痛さとダルさと

辛さは、本当にスゴかった。。


あの時を思い出すと、多少のことでは

動じないかもしれない。


くらい、キツかった、ほんとに。。






そんな状態でも、傷の状態をしっかり

見ないと何か異変が起きたときに、

先生や看護師さんたちに、その変化を

伝えられないので、看護師さんにも、

自分の傷の状態はしっかり自分でも

見るようにしてくださいね、と

ピシッと言われ、ワタワタしたのを

覚えています。


お腹がぽっこりと飛び出して、お腹を

切るとみんなこんなふうになるのか?

と不安になったりもしたなぁ。







手術によるたんぱく質不足のために、

足が、巨大な像よりも太いんじゃないか?

くらいむくんでしまい。


目が飛び出そうなくらいビックリして、

このまま治らなかったらどうしよう!

と、不安になって。






腹筋が痛みで全然使えないので、排泄も

薬を使わないと自力でできず、こんな

状態でこれから大丈夫なのか??と

ドキドキしたり。







手術の影響で、身体中の筋肉が落ちて

しまい、骨と皮のような状態で、

二の腕とか、お尻とか、かろうじて

残っている贅肉がシワシワの状態で、

様変わりした自分の身体に

悲しくなったり。






抗がん剤投与後も、一時的に更に体重が

落ちてしまい、このまま落ちる一方

だったら身体がもたないよー!と

不安になったり。






そして、最近、髪の毛が大量に抜け

今まで見たことなかった頭の地肌が

浮き彫りになってきた。






これ、術後、たった2ヶ月のこと。


たった2ヶ月で、次から次へと、身体が

みるみるうちにものすごく大きく変化

していく。


今まで見たことのない自分の姿を、

こんな短期間で、ドミノ倒しのように

これでもか、これでもか、と。






それを全部、それなりに受け入れてきた

自分が愛しくなっちゃって。


自分でを自分で褒めてあげました。


私、よく頑張ってるじゃん!


エライよ!


って。


そしたら、涙が出て、止まらなく

なりました。







そして、同じような境遇にいる人たちも、

過去に経験した人たちも、みんなこういう

状態を乗り越えてるんだよね~と思ったら

人間って、すごいなー、と思いました。


人間の底力って、きっと計り知れない

んですよ。


そう思います。







自分をちょっと俯瞰した目線でも見て

みたんです。


細胞目線で。






いきなり、ザックリとメスを入れられ、

たくさんの臓器を切り取られ、きっと

大慌てで修復にいそしんでいたはず。


それは、まだまだ継続中で。


術後、体温が36度後半から37度をキープ

し続けているのも、一生懸命に細胞たちが

修復改善のために働いてるからだと

思うんです。






そんな中、またまた抗がん剤というお薬が

大量に入ってきて。


一生懸命、修復中のところ、ダブルパンチで

キツイ日々に。






それでも、私かこうやって日常生活を

送れているのは、本当に一生懸命に

細胞たちが生きよう!としてくれて

いるから。


一度は大きく下がった白血球も、

また上がってきてくれて、一生懸命

頑張ってくれてるんですよね。


やっと、上がったよー!


と思ったら、また抗がん剤がやってくる。。


しばらくその繰り返しです。


上がったと思ったらまた・・、ってね。






細胞たちにとっては、なんとも過酷な

日々ですよ。


ほんとに。


申し訳ない気持ちと、頑張ってくれて

本当に本当にありがとね、という感謝と。







だって、こんな過酷な状況でも、心臓は

止まらず動いてくれて、普通にお家で

生活させてもらえてるんですものね。


身体の力、人間の力って、私たちの想像を

遥かに超えるすごい力を持ってるんですね。


それは、みんな一緒で。


みんなすごいんですよ!


すごくない人なんていないんですよね。


その自分の力のすごさを、みんなが

一人ひとりしっかりと感じることは、

自分で自分を愛することに繋がって

いくと思います。






僕ってすごいなぁ!


私ってすごいなぁ!


って、みんなもっと思っていいと思う。






病気に限らず、今、何かに悩んだり

苦しんでいる方がいたら、



私はすごいんだ!


私の底力はこんなもんじゃない!



って、自分を信じてあげたら、乗り越える

ことができるかもしれない。






今の私ができることは、頑張ってくれて

いる細胞たちのために、私ができる

細胞たちを助けられることを何でも

やること。


良さそう!と思うものは、どんどん

取り入れているので、すごく大変だわ、

と感じることもよくありますが、

私が自分でできることは、

できる限りやりたい。






ストイックになりすぎると、ストレスに

なるので、そこはバランスを見て。


時には、休憩の日を作ったりしながらね。






抗がん剤を受けたくても受けられない方も

いる中、私はこうやって治療させて

もらえる状態にいる。


これも感謝。






明日の投与も、やっぱりドキドキするけど

感謝の気持ちを忘れずに、穏やかな

気持ちで受けられたらなぁと思います。




土居美紀