
「頑張ることがエライこと」のような価値観を持っている人は多いと思う。
特に日本は、努力してなんぼ、みたいな文化だから。
でも、この考えって高度成長期に爆発的な飛躍を遂げた日本だからこそしみつきやすかったようにも感じる。
確かに戦後のあの頃には必要な考え方だったのかもしれない。
でも、現代は頑張りすぎて心も体も壊してしまう人も多く(私もそのうちの一人でした)、ただやみくもに頑張ればいいということではないのだなぁ、と今は思う。
努力とか、頑張るとか、もちろん必要なのだけれど、なぜ努力し、頑張るのか?という理由と、程度(バランス)が結構大事な気がします。
例えば、仕事でもスポーツでも、好きだから自然にやりたくてやってしまう、突き詰めてしまう、というのは、きっかけに「好きだから」があるので、本人はさほど頑張ってる感とか努力してる感というのはないと思う。
こういう状態は望ましい。
あるいは、その道の一番になりたい!というような明確な目標があって、確実にその人に向いていると感じられるとき。
例えば、今、テレビに釘付けになっている人もいるであろう錦織圭くんのテニスへの情熱、みたいなもの。
錦織くんも、練習がツラいとかキツいとかあるにせよ、根本のところではテニスが好き、テニスを楽しんでいる、というものがあるからこそ、1番を目指してここまでこれているんだと思う。
もちろん、この「好き」が基本のマインドでもやりすぎは禁物。
やりすぎて体や心が健康でなければ、もちろん良い結果は出ないわけだし。
これが、バランス(程度)の部分。
やりすぎない、というバランス。
子供に対しても同じで、子供は特に興味あることへの集中力や執着心はとても強いものがあるので、親から言われてムリヤリやりたくないことを頑張るのではなく、自発的に頑張る気分に自然となっている(なぜなら好きだから)状態を作り出してあげるのが親の役目だと思う。
強制的に押し付けで頑張らせることは、その子がイヤイヤやったとしてもその子の身にはなりにくいし、身になるには時間がかかる。
だから、子供の「好き」を増やしてあげること、子供が自分で「好き」を見つけられるように導いてあげるのが親ができることなんじゃないかなぁと思います。
勉強でも、スポーツでも、習い事でも何でも。
文字におこすと、なかなか分かりにくいですね

伝わったかなぁ。