伊予鉄南予バスの久万ローカル線の一つ上直瀬線。四国山地に点在する小さな集落を一つずつ巡ってゆく、昔ながらの伊予鉄バスの雰囲気を残した古き良きローカル線です。その終点の上直瀬のバス停は小さなタバコ屋さんの軒先にあります。昭和の時代からあるであろうガラスのショーウインドーと、昔ながらの木製細長バス停が、令和とは思えない雰囲気を醸し出しています。上直瀬線を往復して自分以外に乗客はほとんどいませんでした。こんな雰囲気のローカル線はそうそう味わえるものではありません。いつまでも、いつまでも・・・。

2022年8月19日撮影 伊予鉄南予バス上直瀬線