話を聴いてもらう。カウンセラーと親友の違い

こんにちは！
キャリアカウンセラーの児玉です。
11月もいよいよ最終日、明日から12月ですね。

最近、前職の先輩がカウンセラーの学校に通いたいとのことで、「カウンセラーなら私にもできそう。人の話をきけばいいんだよね」とポップに相談に来られました。
カウンセリングって、効果や効能が目に見えにくいものです。親友にに話を聞いてもらうことと、カウンセラーに話を聴いてもらうのとどう違いがあるのでしょう？

■親友との会話
A　最近なんだか会社行くのがおっくうでさ。
B　そうなんだー。なんでおっくうなの？
A　上司と考え方があわなくって仕事がうまくいかないんだ。
B　いるいる自分の考え押し付けてくる上司。
A　ほんとやる気なくすんだよね。
B　やる気なくすよな。でも上司なんて変わるからさ。

■カウンセラーとの対話
A　最近なんだか会社行くのがおっくうなんです。
カ　会社に行くことがおっくうだと感じるんですね。
A　そうなんです、おっくうというか上司と合わないんですよ。
カ　上司と合わず、おっくうな気持ちになるんですね。
A　自分がやりたいことをすべて否定されていると感じるんです。
カ　上司があなたを否定していると感じるんですね。

例文が極端ですが、両者の違いおわかりですか？

上はAの話をBが聞いて会話は留まることなくキャッチボールが進んでいる。
下はAの話をカウンセラーが聴いてAの気持ちに寄り添っている。
クライアント＝Aの気持ちに寄り添って、この後の会話でクライアント自身が自分の課題に気付き、自身で解決できるよう支援サポートしていくのです。
※解決までは1回のカウンセリング～数年かかることもあります。

私は上司に「カウンセリングは話を聴けばいいってもんじゃない！」と言いたいのと（笑）、カウンセリングは友人に話すのとはまた違った効能があります。
つまり、
●親友との会話＝気持ちわかってくれる→理解者
●カウンセラーとの会話＝なぜこんな気持ちになるかを気づかせてくれる→支援者

さらにカウンセラーは、Aさんが課題に気付き自分で解決でいるよう行動支援するところまでが本来の役割になります。

この投稿を先輩が読んでくれていることを祈ります。

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