HUG | ハピ子のHappyブログ

HUG

抱きしめられたその瞬間
全てを委ねてしまいたくなる

服の上から伝わる温もり
たとえそれが偽者だと
わかっていても


欲望は止められない
麻薬が媚薬に変わるのかな
いや
媚薬が麻薬に変わるのだろう

ほんの少しの快楽が
いつか必要でたまらなくなるのだろう


気が付いた時にはもう遅い
いらなくなったおもちゃを捨てるように
あなたは私を捨てるだろう
そして私は”傷付いた”と言うのだろう


「愛してる」そんな言葉
簡単に言うんじゃない


唇と唇が触れ合う
少女が冷たい氷に唇を付けるように
ふんわりと やわらかく

そのわずかな温度は女の心を解きほぐす
心までをも見せてしまいたくなる

男はそれをしらずに
欲望に身を任せ
数時間だけの人形を抱く
人形には心がない
飼う必要も 囲う必要も 責任もなにもない


そうして飼われた女の心はどうすればよいのだろう
自分だけが真剣で 愛して 欲して
未来を考えてはいけないの?
あなたを必要としてはいけないの?

そしてまた”裏切られた”と言うのだろう


人の心は見えない
馬鹿みたいに人を信じてしまう私

それでもそのぬくもりに身を委ねてしまいたくなる
もしも私が一人だったなら
数時間だけの人形になっただろう

それでもいい そこに可能性が見えるのなら
しかしそこには可能性はない

決して
未来さえも・・・