初めて来てくださった方へ。
このお話は、“今の私”が、“過去の私”を勇気づけるためのものです。
そして今、あなたがこれを読んでいるその時が、
もしかしたら “あの時の私” と同じように──
孤独の中で、光を探している、そんな瞬間かもしれません。
私の体験が、あなたの心にそっと寄り添って、
ほんの小さな灯りになりますように。
祈りを込めて。
by過去の私へ、未来の私より。
〜今日から始まるのは第二章〜
「生まれてからの幸せな日々〜運命の心停止まで編」
まずは幸せいっぱいの第1話です。
タイトルからも想像してくださっている方も多いかもしれませんが、このブログはありふれた幸せだけを綴るものではありません。
時に読んでいて辛くなることもあるかもしれません。
どうか無理をせず、ご自身の心を優先してくださいね。
ただ、運命のその瞬間はもう少し先。
しばらくは一緒に、幸せな日々をたどってもらえたら嬉しいです。
物語は、やがて私の人生を大きく変えた "運命の日" へと向かっていきます。
その日とはいつなのか。
何が起きたのか。
どう生き抜いてきたのか。
もし良ければ、どん底さえも一緒に乗り越えてもらえたら――もっと嬉しいです。
書いている”今の私”は、
もう何年も前の出来事をようやく振り返られるようになってきた段階です。
それでも思い出すと涙があふれる瞬間があります。
その想いごと、丁寧に綴っていきます。
産後の揺れ動く心
第1章 第9話では、ようやくあーちゃんと感動の対面を果たして喜びを噛みしめてた。
産後の体はまだ万全じゃなかったけれど、私には大事な役割があった。
3時間置きに搾乳した母乳をパックに詰めて、あーちゃんのもとへ届けること。
それが、母としてあーちゃんにできる最初の贈り物だった。
しばらく私は、妊娠高血圧症の影響で入院を続けていた。
近くにいるからこそ、すぐに駆けつけられる。母乳だってすぐ届けられる。
その距離が私に安心感をくれていた。
幸せいっぱいの私。
でも同時に、産後のホルモンに振り回されて感情はジェットコースター。
小さな不安が大きな妄想に
ある日、いつも通りNICUへ会いに行った時のこと。
看護師さんに止められて「今は少し待ってください」と言われて。
たったそれだけのことなのに、
その時はものすごい妄想が広がってしまって。
あーちゃんに何かあったの?
ドキドキドキ……
呼ばれないまま時間が過ぎ、不安はどんどん膨らんでいく。
「NICU、今入れないみたいだけど…何かあった訳じゃないですよね?」
たまらず別の看護師さんに聞くと、
『大丈夫ですよ。今ちょうど医師が検査してるだけです。もう少ししたら入れますよ。だから、心配ないですよ。』
その一言に、急に力が抜けて……大号泣。
『私、なんだか1人勝手に妄想しちゃって…
…あれっ、すみません(涙)』
今思えばなんでそんなことで…って思うけれど、
その時の私は結構本気で泣いてた。
私の中にもう1人の冷静な私もいて、
なんで私、泣いてるんだろう?みたいな、
これが産後のよく聞く、産後ブルーズ?
(いわゆるマタニティブルー)ってやつかな…って。
念のために、看護師さんに落ち度はない。
産後は私の頭がとにかくぼーっとしていて、
判断力とか集中力が落ちてる感じ。
それで、検査で入れないことがあるっていうことも知ってたのに、
もしかしたらこの時はすっかり抜けてしまっていたのかもしれない。
命の危機をすり抜けて
ママの体調も回復して、いよいよ退院前の診察を受けることに。
そこで初めて、私は出産時にとても危険な状況だったと知らされる。
