2016年 ライブ初めは
米津玄師。
いつも すきですきで くるしいのに
また いつだって
会いたかったのに
会うのは5回目だけれど
ライブを観る度に、帰り道の気持ちが いつもその時によって 全然違う不思議。
そんなアーティスト、他にないんだよね。
ツアー初日、ネタバレ注意ですー

■セトリ~セットリスト~
01. ウィルオウィスプ
02. アンビリーバーズ
03. 再上映
04. フローライト
05. ミラージュソング
06. 雨の街路に夜光蟲
07. メトロノーム
08. アイネクライネ
09. ゴーゴー幽霊船
10. パンダヒーロー
11. Undercover
12. Neon Sign
13. ドーナツホール
14. ホープランド
15. Blue Jasmine
Enc01. Flowerwall
Enc02. こころにくだもの

■ライブレポ~
01. ウィルオウィスプ
10分弱押し、ステージ上にかわいいモチーフたちがいるなぁと思ったら、
その猫やおばけちゃんたちが 白幕に映し出されて、どんどん大きな影絵に。
幕が降りて、白基調のセット飾りに、サポートメンバーさん全員白い服、
よねっちだけ黒い衣装。あぁ、やっぱり背が高い。笑
そしてまさかの 1曲目、この曲。
will-o'-the-wisp。
みんなを引き連れ、まさにブレーメンの世界。
なんて壮大な世界、湖の向こうに光が見えるような曲なんだろう。
ライブで聴くのがとても楽しみでした。
やるなら、ライブの最後かと思っていた。
でも、ライブが終わったいま
一番遠い記憶なのに 一番頭に残っている、通って来た道を辿るように。
02. アンビリーバーズ
あぁぁ
前奏から、とても高まる曲。
ロッキンで初披露された時、あの太鼓にびっくりー、忘れない。
それから、カラオケで歌うとき 必ずエア太鼓叩いちゃう←あるある
否定を肯定するって、新鮮なようで、日々やっていることのようで。
今は信じない 果てのない悲しみも。
去年は もう人を信じられないかもなぁー、ってことが 続いて起こり、
特に年末ホラーの連続。
一番信じたいひとのことも信じられなくなっている自分がいた、
本当アンビリーバー。
今は信じないとか歌ってる場合じゃない、
早くビリーバーになりたいと思っているの笑
でも、人の気持ちを考えられないひと、今が楽しければいいというひとによって、
人を信じられなくなるのは もったいない。
そんなに、この人生は軽く薄っぺらいものじゃない。
素晴らしいひとたちがたくさん 自分の記憶の中で息をしているじゃないか。
どうか これからも 音楽を続けてください、と
願うのもおこがましいかもしれないけれど ただ 願った。
03. 再上映
こんな僕でも風に押されて~ 何度となく未来へ運ばれてきた~
Bremenを畳み掛ける(°ω°)
今回はMCが全部唐突だったね笑、
みんな元気だった?とか
髪は今日の朝自分で切ったとか、
ピックを作ったとか、
バンドメンバーで体幹が流行っている(説明がモヤっとしすぎ笑)とか。
04. フローライト
フローライッ フローライッ
“素敵な魔法で溢れてる 僕らは今を生きている
それと同じくらいに君のことを信じてるってことを
君は笑うだろうか”
この3行だけでとても泣ける
そんな自分で良かった、と 想えるほど。
05. ミラージュソング
いいね、春に聴きたいね、お花見お花見 笑
もともと 早口のところとか新鮮な曲だけれど
ライブでは サビでCDとは違うほうの音程歌ってた、新鮮。
06. 雨の街路に夜光蟲
地球の隅っこ、っていわれると 有心論を思い出すなぁ。
RAD胎盤(´;ω;`)うぅぅ
アルバム買った時は、曲のタイトルから暗めかと思ったけど
希望と絶望のバランスが絶妙。
想いも景色も、こちらに伝わって広がって来る。
“消えたい時も気持ちいい時も
いつだってそばにいられるように”
って、当たり前なようでとても新鮮な表現。
さめないでって きえないでって
馬鹿みたいに願ってるんだ。
07. メトロノーム
あぁ、この曲が来る、って
感覚が あの音の色を受け取った瞬間からもうだめ(´;ω;`)うぅ(´;ω;`)
今日がどんな日でも 何をしていようとも
僕はあなたを愛してしまうだろう(´;ω;`)そうなんだよ(´;ω;`)
あなたの音楽が こんなにもわたしの日々に
染み込んで わたしを動かしているんだよ、
目の前のあなたに 少しでも届いたらいいのに、と思ったほど。
08. アイネクライネ
ライブで、この曲が始まる時の、独特な感じ。
音が雰囲気を連れてくるのか、雰囲気が音を連れてくるのかもわからない、あの感じ。
去年のライブでは あんなに
もうひとりじゃないんだ、って 想ったのに
それも あの時の想いは嘘じゃないのに
今は 全然違う気持ちで、未来を見ているからこそ、聴ける。
奇跡であふれてたりないや。
09. ゴーゴー幽霊船
ぴょえっ
ここでお客さん超絶モッシュ、
ミラージュソングあたりできつそうだった米津氏の声も いったん調子戻った気がする笑
こんな曲もあんな曲も 同じひとりの、今目の前にいるひとが創っているんだものなぁ、当たり前に聴いていたけれど、あらためて すごいとしかいえないなぁ。
10. パンダヒーロー
周りの女子が暴れていたのが印象的 笑
昔の曲何やるかなーって思っていたけれど、
Bremen+夏フェス仕様だったねー!
11. Undercover
サビの爆発感が好き。
今までのアルバムも大好きで、
それでいてBremenは 今までにない世界で、素晴らしくて。
がおがおやるよねっちもかわいかったし、
アンビリーバーズ以外でも 太鼓叩くのが新鮮でした。
サビで一瞬目を見開いたあの表情、忘れられないな。
12. Neon Sign
これも、今までのアルバムに無いタイプの曲だなぁと思う。
ギターびゅんびゅん。
どうかこれ以上何も言うなー、それは僕だけかもしらんがー、
米津氏のあたし口調の曲、大好きですが、こういう口調も好き。
わたしどMなので&つんでれ好きなので、
甘えられるのも上から言われるのも好き(いらない情報
13. ドーナツホール
再びモッシュが。笑
簡単な感情ばっか数えてたら
あなたがくれた体温まで 忘れてしまった。
何百回聴いても 変わらずこの部分が好きです。
あと2曲で終わりなんですけど~
→じゃああと3時間くらいやろうか、のくだりを
なぜかリピート。笑
14. ホープランド
とても個人的な曲で、アルバムに入れるか迷ったけれど、と。
あぁこれも 生で聴くのがとても楽しみだった
大きな世界。
そして 米津胎盤初日後の よーじろーの言葉を思い出してしまうんだ
はじめましてだけど はじめましてじゃなかった
歌声で ずっと繋がってたんだ
15. Blue Jasmine
しぬ(´;ω;`)うぅ(´;ω;`)きた(´;ω;`)
アルバムを聴く前に歌詞カードを見て、
一番ぐっときた曲。
半径1m以内の、手が届く愛について描かれた曲。
“沢山の道を選べるほど 上手には生きられなかったけど
心も体も覚えていられる あなたとなら生きていられる”
この2行でもうだめ(´;ω;`)
米津玄師に出逢えて良かったと思える(´;ω;`)
あなたがいなかったら、触れられなかった世界がたくさんあるよ。
Enc01. Flowerwall
CMでモリモリ流れているにもかかわらず
夏フェスでも胎盤でも、この曲をやらなかったから
なんだか余計に 特別に感じるような
でももう 特別を超えて 生活の一部になっているような曲。
二人で生きていくことを やめられず笑い合うんだ
人生、一度きりだからさ。
ひとりじゃ、生きられないからさ。
こんなふうに 深く想うほど 一緒に居られる時間の短さを憂い、
それでも 一緒に迷えることがうれしい、と想える相手って
本当に大事で、すべてだと思う。
Enc02. こころにくだもの
ひょ!この曲で終わるとは、いや、かわいいけれど!笑
ライブで聴くのをモリモリ楽しみにしていた あたしはゆうれいと シンデレラグレイやらず笑、
18:10前に始まったのに 19:45に終わってしまった、はーやーいー笑
小さい頃は、ただ ふーん、と読んでいた ブレーメンの物語。
今では、
“動物たちはこの家がたいそう気に入り、楽しく音楽を奏でて暮らしました”
というラストが、とても すき。
人間に傷つけられてしまい、集まった動物たちが
最初に目指した場所とは違っても、
自分たちで築いた、そこにある幸せを大事に、
何より、仲間と音楽を愛し暮らすことを選ぶ。
楽しいことって そんなに無いじゃん、と
一昨年もリキッドで言っていたことを、この日も言っていた米津氏。笑
音楽作っていたりこうやってライブやっている時は楽しいけど、
楽しいって思うことってそんなに無くて、
この前もすごく嫌なことがあってさー、と。笑
アルバムBremenを作ろうと思ったのは、
ある映像が自分の中に浮かんでいて、そこから。
光を背に闇へ闇へと向かう景色で、
それはインタビューでも何度かほじくられたりしたけど、
なんで光を背に闇に向かうのかは、自分でもわからなくて。
何度か 言葉を選んでいたけれど
「頑張って生きようぜ」と。
うん 先日も このアルバムを聴いていて思っていたんだ
こんなふうに 表現してくれているひとがいるのなら
わたしも 頑張って生きなくちゃなぁ、と
こんなわたしが言葉にすると 陳腐かもしれないけれど。笑
ちょうど 大先輩の 臨床心理士の先生も言っていたんだ
「この仕事を続けて あらゆる現場に向き合って来て気付いた、
この世は あらゆる不幸であふれている。」
本当そう。その現実を、毎日突きつけられる仕事だ。
ほとんどは 不公平なこと哀しいこと不安なことなのかもしれない、
けれど そこで拾い上げるような そっと灯すような
人の生きる力も 突きつけられる。
その見逃しちゃいけない部分を 残すこと伝えることに関して 出し惜しみしちゃいけないな、と。
そして 丁寧に生きたいと思わされるんだ、
おいしいものを作って たべて 笑って 眠って 抱き合って。
Bremenって、そんなイメージ。

今年の年賀状です。コテコテ気分だったの笑
みなさまにとって、良い一年でありますように。心から。
まだ終わらない旅が 無事であるように。
