4月25日が 来る
毎年、この日に感謝します。
我が娘が この世に迎えられた日。
とある友人が わたしのことを こう書いてくれたことがあって。
『気持ちを言葉にするのが上手いのか、
言葉に気持ちを乗せるのが上手いのか、
日記読むとあったかい気持ちになります。
その分、辛い思いも伝わってきて。
本書けばいいのに、って思ってたら既に書いてたというね。笑』
ありがとう。笑 そうなのです。
普段は 我が子のことについて口に出さないし
この場でも書かせてもらうことは初めてだし
周りのひとも ほとんど知らないのだけれど…笑
わたしが持っている 大きな3つの秘密のうちの、1つだなぁ。笑
高校生の頃からどうしても叶えたかった夢
「死ぬまでに 本を出したい」
大学に行きながら 出版社のコンクールに応募して
原稿を書き イラストを描き 何度も打ち合わせをさせてもらい
その夢を20歳で叶えさせてもらった自分は
本当に恵まれていると思います。
4月で7歳、
人間なら 小学校1年生だね。早いなぁ。
あなたをこの世に迎えられると決まって
うれしくって、青山通りを歩いた夏の日
発売当日、母が ピンクのカーディガンをそっとプレゼントしてくれたこと
いつも自分が読んでいる読売新聞に載り
同じく、ダ・ヴィンチに載り
いつも自分が通っている書店に それが並び
ネットで検索すれば、数々のサイトで買える
インターネットラジオで読んでいただく詩を書くお仕事もさせていただき、
わぁ 今思えば びっくり。
そういうことも、もちろん有難いのだけど、それよりも。
読んで下さった方々 一人ひとりのお言葉が、気持ちが
本当に有難いです。
たまたま同じバンドが好きでお友達になった子が読んでいて
「もしかしてハピさんってあの作者ですか

と言われたり。わお!笑
他にも 忘れられないお言葉は たくさんあるけれど。
「実は死のうと思ってたんだ。でも、ハピの詩を読んだら救われた」
というお手紙に、本当にびっくりしました。
今の日々のお仕事ももそうだけれど
わたし自身が 誰かを「救える」とは 思えない、
そこまで立派な人間じゃ無い。
でも 「心に寄り添う」という とても深くて難しくて大切なことを
わが子が 今日もどこかで させてくれているのなら。
7年間、色んなひとが つらかったり嬉しかったりする夜に、夜明けに
わたしの詩が そっと溶けてくれているのなら。
そんなに嬉しいことは無いです。
高校にも 大学にも
図書館に そっとわたしの本が置かれていて。
ありがたいやら、こそばゆいやら。




そう、先日 BUMPのライブに行く日の夜明けに
ふと 高校の時の 手書きの日記を読み返したら。
ぼろぼろ、涙が止まらなかった。
こんなにも 何もかもが変わって
こんなにも 何もかもが変わらないなんて。
かけがえの無い時間に
愛しさ、痛み、輝き、
全部 ぎゅぎゅっと詰め込まれていて。
あの日々でわたしのほとんどは形成されたんだ。
本当にありがとう。
その日記には
最初に 出版社に詩を送らせてもらった時の
プロの方々からの 書評がメモしてあって。
「十代の女の子らしさを覗かせながら、
その内容では人生の哲学とも言えるような深遠な言葉も並ぶ。
簡潔ながら真実を突きつけるような迫力がある。」
「同じ年代の女性にありがちな、
自分をヒロインにして甘い世界を広げていくような独りよがりな詩作意識が無い。
繊細な中にも客観的な視線があり、
読者が入っていくことの出来る汎用的な世界を築いている。
例えば恋愛をテーマにしていても、
個人的でべたべたしたものにはならず、
恋愛に向ける以外の思索を包摂した、
もっと大きな視点で語りかける姿勢を忘れない。
これから十代後半、二十代と、
どのような詩が生まれるのか大いに楽しみである。」
あわわー恐縮です

こんなこと言われていたのかぁ、10代のわたし…!笑
そう、誰でも書けるものなら
ただの自己満足で終わるなら、やりたくなかった。
何で本を出そうと思ったか?
わたしにとっては特別じゃなく、自然な流れだった。
けれど、使命感のようなものは確実に在って。
世界を変えられると思ったんだ。
やるからには わたしにしかうたえない詩だ、と
胸を張って 出したかった。
いつかまた 臨床の経験もそこに込められるような
自分の子どもにも 読んであげられるような
絵本とか、書けたらいいな。
絵本って究極に深いし、
わたしの日々のお仕事とすごく通じるところがあると思うのだよね。
「“表現者”としての生き方を片時も忘れなかった作者に敬意を表したい。」
恩師である 高校の時の先生が
Amazonのレビューに そっと書き残して下さった言葉。
7年間、わたしはどんな わたしだったでしょうか。
ただただ、出逢いの奇跡に感謝することが
表現のエネルギーになっています。
これからも 忘れませんように。
最近のカフェ巡りにて。
高円寺ハティフナット(^ω^)
今回は、お誕生日のお友達がいて
いちごひとつひとつにお顔がーーー(*>ω<*)


