嫁からの妊娠報告を受け、フリーズした。
嬉しい、不安、が同時進行で襲ってきた。
ワシは、二つの事同時に処理できない人間って事を初めて知った。

日が経つにつれ、喜びがちょっとずつ増えてきたのを実感できる様になった。
不安な事が頭をよぎると、負の連鎖が始まり、最終的に、「ま〜悩んでもなる様にしかならんのぅ〜。」で終わる。

不安を解消するために、目の前の事を淡々とこなすしかない。
決死の覚悟で立ち向かう、最初の難関!
「婚姻を出す為の有給取得」

茶化されるのが苦手なワシにとって、入籍するから休み下さいって言うのが抵抗があった。
仕事はクソ忙しく、休み止めて皆んな頑張っているのを知っていたし、この歳で、再婚ってのもちょっと照れくさかったから。 

上司に言う前に、仕事の相棒に話す。

ワシ「この日休んでええかのぅ、忙しいのはわかってるんだけど…」
相棒「どうしたんすか?なんか用事?」

ワシ「入籍する事になって…」

相棒「……ʕʘ‿ʘʔ」

ワシ「……(-_-;)」

相棒「……∑(゚Д゚)」

二人「ハハハハハ」

相棒「…まさか」

ワシ「………御察し下さい。」

二人「……………」

二人がフリーズした後、相棒が放った一言。
「ドンマイ」

続け様に上司に許可を貰いに行く。
ワシ「心苦しいんじゃが、休み下さい。」

パソコン打ちながら
上司「なんで?」

ワシ「入籍するんで…」

パソコン打つ手が止まる
上司「………」
頭の中で処理するのに時間がかかるらしい。

顔がこっちに向いた。
処理完了したらしい。

ワシ「ドキドキ」

上司「おめでとうございます。」
        「いいよ、休んで、1日でいいの?」

ワシ「……( ̄O ̄;)ええのんか?」
       「ありがとうございます。すんません。」
       「1日で問題ありません。」

上司「まさか奥さん御懐妊?」

ワシ「なんで知っとるん?」

上司「……ウソやろΣ(゚д゚lll)」

暫く沈黙…
上司の頭の中で処理に時間がかかる問題が発生したらしい。

上司「ちょっと別室に移動しよう。」
処理能力をアップするらしい。

別室で根掘り葉掘り聞かれ、
金銭面大丈夫?
身体大丈夫?
70歳まで働ける?

確かに50歳なので、心配する気持ちはわかるよ。
けど、心配されればされるほど落ち込むわっ!
けど、ありがとう(ToT)