旬の食材は、おいしく、栄養価も高く、しかも経済的です。

本来の収穫時季にとれたものを食べるのは、体調を整えるためにも大切なことです。
 
「旬」の食材を取り入れて健康づくりにも役立てましょう。

 ※旬の時期は地方や天候により前後します。



●おかひじき

 おかひじきは北海道から九州の海岸砂地に自生する植物です。

 ビタミン類、ミネラル類が豊富で陸の海藻とも呼ばれています。

 特に、カルシウムはほうれん草の数倍含まれています。

 おいしく食べるポイントは、緑色が鮮やかで葉がシャキッとしているものを選ぶことです。

 茎や葉の柔らかい部分をさっとゆでて、おひたしや和え物にするのがおすすめです。




● そらまめ

 そらまめは植物性タンパク質を含み、ビタミンB1、B2、C、葉酸などのほか、
 カリウムや鉄も豊富です。

 そのため、疲労回復や貧血予防によいとされています。

 さらに食物繊維も豊富に含んでいるので、便秘解消にも役立つ食材です。

 そらまめは、さやから出すと鮮度が落ちるのが速いので、
 できるだけさや入りのものを選ぶようにしましょう。



● 紫蘇(シソ)

 紫蘇(葉)は特にカロテンが豊富に含まれています。

 カロテンには抗酸化作用があるので、環境の変化などのストレスで
 体調を崩しやすいこの時期は、積極的に取り入れたい栄養素です。

 また、紫蘇といえば爽やかな香りですが、これは「ペロアルヒド」と呼ばれるもので、
 防腐・殺菌作用を持っています。

 これから暖かくなって食中毒が気になる季節になりますが、
 紫蘇を使って工夫してみるのもよいですね。