あの頃の私は、
自分の気持ちよりも「〜ねばならない」を優先していた気がする。
家族のこと、立場のこと、
誰かの期待や、無意識に背負い込んだ責任。
気づけば、自分の気持ちをどこかに置き去りにしていた。
でもあるとき、
静かに、でも確かに「もういいかな」と思った。
何かを失うようで、実は取り戻した感覚。
“平和”って喧嘩がないことじゃなくて、
心の中に戦いがなくなることなのかもしれない。
その後、ふと気づいた。
過去にしがみついていた自分にさようならしていたことに。
そして、
「いま」が、どこまでも軽くて、静かに満ちていることに。
あの経験がなかったら、
きっと今も“誰かの人生”を生きていたと思う。
そう思うと、今はただ、感謝しかない。