東日本大震災から半月が過ぎ・・・
横浜に住む私の周りではようやく、震災前の日常が戻りつつあります。
と言っても、デパート等のお店は時短営業だし、
計画停電や節電などで街の明かりはかなり暗めなんだけど、
それに慣れてきたというのもあるかも。
地震があった当日。
私は仕事の関係で、横浜のランドマークタワーの高層階にある、
会社の横浜支店のオフィスを訪れていました。
地震で揺れを感じた時も、最初のうちは高層階だから余計に大きく感じるのかな~
なんてのんきに考えていたのもつかの間、
揺れはどんどん大きくなり、高層タワー特有の免震構造もあって
机の下に隠れるどころか、机にしがみついていないといられない状態。
ガタガタガタって感じではなく、ビヨーンビヨーンと振り子のように
大きく揺れている感じ。
揺れる恐怖より、9.11のNYのツインタワーが崩れ落ちる映像を思い出し、
このままランドマークタワーが崩れ落ちたら・・・という恐怖でいっぱいでした。
揺れがおさまり、インターネットでyahooを開いてみると、
トップページに三陸沖で震度7、マグニチュード8.7(←のちに9.0以上に訂正)
と出ていて、とにかく大変な事が起きたんだと実感。
館内放送で、ビル全体の室内待機令が放送されて、
エレベーターも止まっているし、余震も怖かったのでオフィスで待機。
のちに、今度は室外退避令が放送されて、荷物をまとめて非常階段へ。
70階建てのランドマークタワー、1階~5階まではショッピングゾーンで、
6階から上は多くの企業のオフィスと、併設されている横浜ロイヤルパークホテルの
客室が含まれています。
エレベーターが止まっているので、非常階段は大渋滞。
みんな大汗かきながらひたすら階段を下りる。
普段ジムでランニングして鍛えているつもりだった私も、
さすがに最後のほうは太ももが痙攣してピクピク。。
なんとか地上階に着いて、たまたま席が取れたタリーズで同僚たちと休憩。
みんな家族の安否が気になって携帯で電話をしてみるものの、携帯電話はまったくつながらず。
電車もすべてストップしてしまって帰る術もなく、途方にくれている人で溢れてました。
私の自宅は、ランドマークから徒歩20分ほどの距離だったので、余震の事を考えると
同僚たちと一緒にいたほうが安心できたけど、自宅でお留守番しているチワワのタロウが
心配で徒歩で帰ることに。
みなとみらいの道は徒歩で自宅を目指す人で溢れ、道路は車がびっしり列をなして
ほとんど動いていないという、見たこともない光景。
家具とか食器とか、倒れてないかな、
タロウのおうちに何か落ちてないかな・・・
急ぎ足で自宅に帰り、一目散にリビングにかけあがってタロウのもとへ。
幸い、タロウも、家具も倒れることなく無事でした。
でもやっぱり、ひとりぼっちでお留守番していたタロウさんはよっぽど心細かったらしく、
トイレに行くのも、他の部屋に行くのもベッタリ。
まぁ、しょうがないよね。
ずっと通話不通だった携帯電話も少しだけ、使えるようになってきて、
銀座で働く夫のkくんと連絡が取れたのが18時すぎ。
やはり電車はすべてストップしたままで、JRは終日見合わせるという発表があった為、
しょうがないから、今から歩いて帰る。と・・・
銀座から横浜って、電車でも30分弱、さらに最短ルートはすでに大行列なので
わざわざ羽田空港のほうに回って帰るってどれだけかかるの~( ̄□ ̄;)って
思ったけど、さすが中学時代から今まで欠かさず毎朝筋トレしている我が夫、
約6時間で帰宅して、意外と歩いていけるもんだな~と飄々としていた。
でも夫を待つあいだ、いつ大きな余震がきても逃げられるようにと
リビングにスニーカーとダウンジャケットを持ち込み、
バッグに必要なものを詰め込んで、
テレビから流れる悲惨な映像をタロウと二人っきりで泣きながら見ていて
とにかく不安と心細さでいっぱいだったので
あの日のうちに夫が帰ってきてくれて良かった。。
これが、震災当日の私の記録です。
その後、仙台に住む友人の無事が分かり、
たまたま仕事で松島に行っていた友人の無事も確認できて
とりあえず落ち着いたわけだけど、
連日の悲しいニュースで泣いてばっかりの日々です。
個人で出来ることは小さな事だけど、
とりあえず個人としてこれは協力していこうと決めたことは、
・長期にわたって募金を続ける&節電する
・買占めしない
・風評被害で売れ残っている野菜をあえて使う(←夫婦共に嫌煙家の私たちからすると、
発ガンリスクが高いタバコは毎日吸うくせに、ほとんど可能性のない放射能被害を
ろくに調べもせず恐れる喫煙家が理解不能。)
・不謹慎という言葉を恐れずに、いつも通りに過ごす。
(経済が滞らないように)
このくらいしか出来ないけど、たくさんの人がやれば大きな結果につながるしね。
出来る事をやりながら、なるべくいつも通りに過ごしていこうと思います。