昨日は月に1度の中国茶教室でした。生徒さんと一緒に静かな時間を過ごし、新しいお茶に出会える楽しい時間です。
本日のお茶は翠玉、金萓、四季春、宮廷プーアールの4種。前の3種は中国茶を少しご存知の方には分かりますが、すべて台湾産の烏龍茶。おおざっぱに言うと台湾烏龍茶は軽中発酵でさっぱりさわやかな風味が特徴です。
有名な凍頂烏龍茶に代表されるように茶葉も緑がかって、茶湯の色も薄い黄色。重発酵が昔ながらの鉄観音や岩茶と言えばだいたい特徴が分かりますか?
翠玉(すいぎょく)茶はエメラルドの玉の名前のごとく、どこまでもさわやかなすがすがしいお茶。澄みわたった青い空と青い草原の情景が目に浮かびます。
金萓(きんせん)茶はミルクのようなハチミツのようなマイルドで甘い口当たり。烏龍茶でミルクのような口当たりは珍しいですよね。
四季春(しきしゅん)茶は四季を通じて何度か収穫出来る事からついた名だそうです。味と香りのバランスが良く、誰からも好かれそうな味。
中国茶のお茶請けには、代表的な西瓜の種やドライフルーツです。鳥のえさ?のようですが、一緒にいただくととてもも良く合います。
翠玉を飲んだ時に生徒さんと同じ情景が目に浮かんだのですが(たぶん)。他の飲みものやお茶ではあまりこのような事は起こらないと思うのです。中国茶のアロマが脳を刺激して、映像が目に浮かんでしまうのです。これこそ、中国茶の醍醐味で、楽しみで、えもいえぬ快感なんですね。
「お茶酔い」と言って、いろいろな種類のお茶を飲むとお酒を飲んだ時のように酔ったような目が回るような気分になる時があります。
お酒の飲めない方も、飲める方も、この「お茶酔い」体験ももまた未知なる扉を開いてくれる中国茶の世界です。是非、お楽しみ下さい(笑)




