感動の2006年 | 美容室 Hair make Happiness 鳥井 武司

感動の2006年

12月。。。
普段の月と比べると約30%くらいお客さんの数が増えます。1年間で一番忙しい月です!
だからこの月の為に、お客さんを待たせたりしなくていいように技術レッスンしたりして、みんないつもより頑張っている!
美容師にとって1年間の総結集の月、忙しい月を乗り越えた数だけ大きな成長ができると思います!

月初めから忙しくて、半ばくらいからみんなの過労が見え始めてくる。
営業も忙しくて、夜もレッスンして、みんなくたくたになってくる。
でも、誰一人欠場なしの、フル出場で1年を締めくくりたい!
みんながそんな思いで、一人がみんなの為に、みんなが一人の為に励ましあって
気遣う、その姿に感動する、本当の家族のように見えてくる!
もしかしたら、家族以上の関係になっているかもしれない!
そのチームワークで大きなミスやクレームもなくあっという間に日が経っていく!

気がつけば12月31日。。。
今年、最後の営業。
お客さんがいっぱいで仕事をしてる中、夕方になるにつれて、みんなの表情に笑顔が増えてくる!


毎年31日は、予約は4時で終了しているので、6時くらいまでには営業が終わる。
夕方、みんなのテンションが高くなっていく。
僕自身が一番、ノリノリです!

一人、一人、今年最後のお客さんに感謝の気持ち込めて
「ありがとうございます!来年もよろしくお願いします!良いお年を!」

5時45分
最後のお客さんが帰っていく。
みんな笑顔で
「お疲れ様でした!!!」
スタッフ同士で抱き合ったり、握手をしたり、1年間の感謝の気持ち表現する!

そして、最後の掃除を手早くして、2階のスタッフルームに集まる。
毎年、12月31日にはミーティングを終えてから解散する。

毎月、ミーティングは、元気な挨拶でスタートするものですが、この月だけは違う。

静かに始まる。

1年生から先輩へと、自分自身の1年間を振り返って話をしていく。

辛かったこと、楽しかった事、頑張った事といろいろなエピソードを話していく、一人目の子が

話をしてる途中で、涙をこらえきれなくて、なきながら話をしていると

僕自身も泣いてしまう!

以外と泣き虫なんです!

1人1人の話、いろいろ思いだして、最初から最後まで、泣いてしまう!

当時副店長(現ディレクター)の高橋は途中で泣きすぎて話ができなくなった。

その理由は、5ヶ月前にさかのぼる。

高橋に副店長になるチャンスが訪れた、この時、高橋はモチベーションが上がり、
「絶対がんばります!」とやる気満々の表情。
副店長にするかどうかは、あるレベルに達したら、チャンスを与え、オーナー、僕、その店舗の店長が判断して決める。詳しい内容は秘密です!


高橋は誰よりも遅くまで残り、レッスンを見てあげたり、悩みを聞いてあげたり、食事に連れて行ったり、遊びに連れて行ったりと1ヶ月間すごく頑張った。

でも副店長になれなかった。。。

Happinessの副店長以上は、簡単に、誰もがなれるような甘いものではない、いままで、みんなかなり苦労してのし上がってきた。
頑張っていたから当然、へこんでしまう。
何日かへこんでいて、そして、復活する。

「次は絶対なります!!」
当然、今まで以上に頑張って1ヶ月が過ぎる。

またなれなかった。。。

前の月よりも頑張ったから、もっとへこむ。

でも、高橋はもっともっと頑張った。

またまたなれなかった。

もう、3度目である!

さすがにもう、顔がやつれてきている。

高橋が、かわいいから
僕も、辛くなってくる!

そして4回目のチャレンジ。

結果は毎月の全体ミーティングで発表される。

辞令の表彰式
次々と昇進者の発表の中。最後に高橋の名が呼ばれた。
60人のスタッフで最高の拍手と最高の笑顔で称えた。
高橋は、笑顔で泣いていた。
高の原本店スタッフも泣いて幕を閉じた。


このように高橋は、いままで一番苦労して、努力して、頑張った1年間だったからこそ、
大泣きしたのです。

それを見てきたから、僕も大泣きしてしまいました!

そして、感動のミーティングが終了。

1年間の幕を閉じた。。。