1990年代後半に日本の音楽界を席巻したのが小室サウンドでした。TMネットワークのメンバーとして活躍した小室哲哉さんが、プロデュース業に乗り出してヒット曲のオンパレード。毎週のように小室サウンドがオリコンチャートを賑わせました。2018年で引退を表明している安室奈美恵さんも、小室さんからプロデュースを受けた音楽アーティストの1人。大ヒット曲「CAN YOU CELEBRATE」は彼とのタッグにより生み出された名曲でした。
小室サウンドが一気に広がりをみせたのは、TRFの楽曲でしょうか。当時としては珍しいダンス&ボーカルユニットであり、多くのヒット曲を生み出しました。また、全くヒット曲を持っておらず、歌手としてのイメージも薄かった篠原涼子さんをプロデュースし、「愛しさと切なさと心強さと」を発表。そしてそれをミリオンセラーにするのだから凄かったです。快進撃はまだまだ続きます。本来ミュージシャンではない人物までミリオンセラーの音楽アーティストにしてしまったのです。
それがダウンタウンの浜田雅功さんとのユニットであり、H Jungle with tという名義のファーストシングル「WOW WAR TONIGHT」でした。小室さんが当時付き合っていたという華原朋美さんとのコンビも話題となり、こちらも例外なく大人気を呼びました。それから自身もglobeというグループの一員となり「DEPARTURES」等、多くの名曲を作り上げました。
他にもhitomiさん、鈴木亜美さんら、多くのアーティストも楽曲の提供を受けました。これら小室さんからプロデュースを受けた音楽アーティストたちを「小室ファミリー」と呼び、一時代を代表する集団であったと言えます。確かに今よりもCDが売れる時代でした。しかし、小室さんの活躍っぷりは異彩を放ち、時代の寵児として世間に認知されていたものです。
そんな小室哲哉さんも、自身の不倫騒動の責任を取る形で引退を発表したのは最近のことです。また1つの時代が終わりました。