かといって、『図書館戦争』のような戦いはないが。
以前、図書館で貸出の列に並んでいるときに、前のカップルの女性の方が「簡単そうな仕事」と言った。
最近は最近で、「誰にでもできる程度の仕事なのに資格があるのが不思議」という言葉を見た。
確かに、カウンターでバーコードをピッピッとなぞるだけなら、誰でもできそうな仕事かも。
では、司書の資格って必要?
私は、司書の仕事でもレファレンス・サービスが知られていないから、そのように見られるのだと思う。
『図書館に訊け!』は、「はじめに」によれば、大学図書館勤務の男性による“「極私的、図書館利用テクニック」紹介本”。レファレンス・サービスについては、「レファレンス・サービスを酷使せよ」という、まるまる1章をさいて説明している。
この本では、レファレンス・サービスを“資料・情報を探す援助を目的としたコンシェルジュ・サービス”にたとえている。“利用者の調べものに対し、図書館員が援助する人的資源サービス”である。しかし、あまり知られていない…
司書が、その持てる技術を駆使して、必要な資料を探してくれるのだ。使わない手はない。
柏書房から出ている『図書館のプロが教える<調べるコツ> ~誰でも使えるレファレンス・サービス事例集~』や『図書館のプロが伝える調査のツボ』を読めば、司書のすごさを垣間見ることができる。
私は司書資格を持っていて、かつ一応は実務経験もあるので、自分である程度調べられる。今のところ司書さんの手を煩わせたことはないが、手に負えなくなったらお世話になるつもりだ。
★『図書館に訊け!』 井上真琴・著、筑摩書房・刊(ちくま新書)、2004.08、\740+税