医療的なエビデンスを伴うものではなく、この記事は個人の感想です。

 

医療に携わっているハピアクアです。

 

最近の医療現場で感じた事を書いていこうと思います。

 

今回の話は血液をサラサラにする薬、いわゆる抗凝固薬を飲んでいる患者さんが転んじゃった後の話。

 

その前に、最近おじいちゃんや、おばあちゃん達がよく飲んでいるのを見かける、この「抗凝固薬」って薬、そもそもどんな薬かというと、字の通り血液をかたまりにくくする薬なんです。

 

どんな人が飲んでいるかというと、不整脈や血の固まりによって悪さをする病気を持っている方に多くは使われます。

何で抗凝固薬って使われるの??って感じで結びつかないかもしれませんが、そもそも小学校、中学校で学ぶ血の巡りを思い出して欲しいんですが、、、

 

血液には動脈、静脈ってのがあって、動脈と静脈は毛細血管で繋がっていますよね。

 

動脈は赤く、栄養たっぷり含んで、心臓から出ている血液ってイメージです。

赤い血液の動脈は心臓から勢いよく、いわゆるビュービューってスピード出ているんですね。

 

反対に静脈ってのはイメージ的には青く、人の細胞に栄養を配り終えて、心臓に帰ってくる血液ですよね。

 

それば、血液の流れはスムーズで人の体1周するのに30秒ぐらいで早いんです。

 

 

それで不整脈(心房細動)がある方は、心臓の動きが不規則になって、淀んでしまうんですね。そうすると、血の固まりが出来やすい状況なんですね。

 

心臓で血の固まりが出来た後どうなるかなんですが、血の流れって心臓から全身に行くんですが、心臓から出た血液はその次大事な大事な頭に行くんですよ!!

 

そう脳です!!

 

その血の塊が心臓から勢いよく出て行く先が脳という。

塊が詰まればそれは、脳梗塞になるわけで、歩けなくなったり、言葉が話せなくなったり、物が見えなくなったりす起こる障害はどこで詰まるかによるわけですが、生活が一変してしまいますよね。

 

また、不整脈とは別の病気で足に血が固まる病気があるんですが、

先ほどの、青い血液の静脈は、心臓に戻る時は、イメージとしては重力に逆らってスピードが遅いんです。 静脈は動脈よりもゆっくりなんです。

 

足とかに血の塊ができる病気(静脈血栓症)なんですが、それが足を巡った後どこに行くかわかりますよね?心臓に戻る。その前に肺に行きますよね。

 

肺で詰まるんですよ。肺で詰まれば息苦しいし、命に関わりますから。

この今挙げた、不整脈の人や、血が固まりやすいと言われた人は、お医者さんに血液サラサラの薬を飲みましょうって言われるんですね。

 

 

いわゆる、血の塊によって起こり得る、脳梗塞や肺で血の塊が詰まる病気をなるべくしないようにするために飲んでいるんですね。

 

私の家族がもし上のような病気を持っていて、脳梗塞を起こす可能性があるなら、飲む事考えますね。

 

 

 

次回は抗凝固薬を飲んで悪かった事、私の感想を書こうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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