​MI:8

見ました?

この夏は「国宝」が凄すぎて

イーサンのことは、

すっかり忘れていました







早朝の義父の訃報から


葬儀に向かうまでのことをブログに書いてます。


そして、みなさん、心配してくださっている


「電車の網棚に荷物を置き忘れたー夫」


その顛末を


家族それぞれが各地から義実家に集まって


やれやれ、、となった時に、夫から聞きました




​慌てて下車


とりあえず、午前中は会社に出社して

午後移動するとした夫は、、帰省の荷物を

持って電車に乗車。

いつもの通勤電車です。


いつもより荷物が多いので、網棚に乗せてのが、まずかった。

いつもと違うことをすると失念するのことを

自覚している54歳です。



下車駅間近で、、私に通話してきています。


諸連絡、、あの時は、お互い、あわてていました。


夫は、そのまま、電車を降りてしまったのです

(ここまではブログに、書きました)



夫(→トーさんと呼びましょう)は、すぐに駅員室へ駆け込み、荷物を置き忘れたことを伝える


その列車は〇〇行きと確認。

そしてその電車は、そこで折り返してくると。


 網棚に置き忘れだ荷物は、最終、車庫に入って点検され回収されそこから遺失物センターへ行く、、、




大ピンチ、落ち着け!




帰省のカバンの中には、、


あ、iPadが入っている



トーさんは、iPhoneで、自分のガジェットを紐付けているので


「iPhoneを探す」をONにしたのだ!



高速で東京を走りぬける電車


自分の位置から離れていく、、


その点滅を目で確認しながら追っていく。



路線図を頭に描き、終点の折り返し地点を確認。


所要時間を確認。






​ブツを追いかけろ!




(※イメージです)


iPadが入ったカバンは、線路上を移動していく。



そこてトーさんは


ワイヤレスイヤホンを身につける




🎵ちゃーんちゃんちゃちゃーんちゃっちゃっ


トゥルル〜トゥルル〜🎶




トーさんにイーサン・ハントが降臨した!



iPadの点滅を追う形で、

別の電車に乗り、追いかけていく。



 🟠         左矢印左矢印🚃🚃🧳

(↑ここで折り返しする)


                  

                 

                

                    


              

そして、その電車が折り返し地点で


折り返し運転となり、また発車した!




そうだ!


折り返しした列車と

追いかけているトーサンの列車は


どこかのホームですれ違うはず



しかし、すれ違っては、ブツの乗っている電車に乗り移れない、、、


トーサンは、








これを追いながら、途中下車し


待ち伏せすることにした。



🎵ちゃーんちゃんちゃっちゃーんちゃっちゃ


トゥルル〜トゥルル〜🎶




ホームで待ち受けるトーサン・ハント


ホームにブツを乗せて列車が入ってくる。



そこにあるはず


扉があいた。



乗り込んだ。




網棚を見る

 


「ない!あせる



列車の扉は閉まる


トーサン・ハントが乗り込んだ列車は動きだす。


網棚の上を車両を変えて探す。


そんなはずはない、、


なぜ、トーサンは、乗った瞬間に網棚にブツがないとわかったのか?


普通、列車に乗り込み、あちこち探すはずだが。



トーサン・ハントは、


毎日、乗る列車の時間と車両と扉の位置を決めている。

◯両目の前から◯番目の扉から乗車。

必ず、同じ位置から乗るのだ。


だから、車両の停車位置で、いつも乗る車両の位置で待ち伏せしたのだ。



では、

なぜ?網棚に無いのか?



トーサン・ハントは、再び、iPhoneに目をやった。



自分の乗った列車は動き

自分の位置は、動いていくのに


ブツの点滅は、先ほど乗り込んだ駅で止まったまま動かないのだ!



トーサン・ハントは、次の停車駅で下車。


「まさか?!」


ブツは、善良な人が、その駅で「忘れ物」として

届けていたのだ。


トーサン・ハントは再び、反対方向のホームに移り電車に飛び乗った。

一つ前の駅まで戻り、ブツの回収に向かった。


決して、電車の上とかには乗らなかった。







移動のタクシーの車内で、、この話を


家族みんなで聞いた。



トーさんは、「ずーっとイヤホンであの曲を、聞きながら、なりきってたよ 笑」と。







この記事は、私の体験でなく、かつ、具体的な駅名など書いてないので、わかりにくいかと思います。また所要時間もかなりかかっていると思います。

(電車の終点折り返しを待つとなると、、)

雰囲気だけでも伝わればと思いますにっこり



みなさん、ご心配を、おかけしました。

お声かけありがとうございました。



そして、いよいよ次です。




やっちまった



んです。






    

汚れつちまつた悲しみに
いたいたしくも怖気づき
汚れつちまつた悲しみに
なすところもなく日は暮れる

汚れちまった悲しみに 中原中也より