早朝の義父の訃報から
葬儀に向かうまでのことをブログに書いてます。
そして、みなさん、心配してくださっている
「電車の網棚に荷物を置き忘れたー夫」
その顛末を
家族それぞれが各地から義実家に集まって
やれやれ、、となった時に、夫から聞きました
慌てて下車
とりあえず、午前中は会社に出社して
午後移動するとした夫は、、帰省の荷物を
持って電車に乗車。
いつもの通勤電車です。
いつもより荷物が多いので、網棚に乗せてのが、まずかった。
いつもと違うことをすると失念するのことを
自覚している54歳です。
下車駅間近で、、私に通話してきています。
諸連絡、、あの時は、お互い、あわてていました。
夫は、そのまま、電車を降りてしまったのです
(ここまではブログに、書きました)
夫(→トーさんと呼びましょう)は、すぐに駅員室へ駆け込み、荷物を置き忘れたことを伝える
その列車は〇〇行きと確認。
そしてその電車は、そこで折り返してくると。
網棚に置き忘れだ荷物は、最終、車庫に入って点検され回収されそこから遺失物センターへ行く、、、
大ピンチ、落ち着け!
帰省のカバンの中には、、
あ、iPadが入っている
トーさんは、iPhoneで、自分のガジェットを紐付けているので
「iPhoneを探す」をONにしたのだ!
高速で東京を走りぬける電車
自分の位置から離れていく、、
その点滅を目で確認しながら追っていく。
路線図を頭に描き、終点の折り返し地点を確認。
所要時間を確認。
ブツを追いかけろ!
iPadが入ったカバンは、線路上を移動していく。
そこてトーさんは
ワイヤレスイヤホンを身につける
🎵ちゃーんちゃんちゃちゃーんちゃっちゃっ
トゥルル〜トゥルル〜🎶
トーさんにイーサン・ハントが降臨した!
iPadの点滅を追う形で、
別の電車に乗り、追いかけていく。
🟠 🚃🚃🧳
(↑ここで折り返しする)
そして、その電車が折り返し地点で
折り返し運転となり、また発車した!
そうだ!
折り返しした列車と
追いかけているトーサンの列車は
どこかのホームですれ違うはず
しかし、すれ違っては、ブツの乗っている電車に乗り移れない、、、
トーサンは、
これを追いながら、途中下車し
待ち伏せすることにした。
🎵ちゃーんちゃんちゃっちゃーんちゃっちゃ
トゥルル〜トゥルル〜🎶
ホームで待ち受けるトーサン・ハント
ホームにブツを乗せて列車が入ってくる。
そこにあるはず
扉があいた。
乗り込んだ。
網棚を見る
「ない!」
列車の扉は閉まる
トーサン・ハントが乗り込んだ列車は動きだす。
網棚の上を車両を変えて探す。
そんなはずはない、、
なぜ、トーサンは、乗った瞬間に網棚にブツがないとわかったのか?
普通、列車に乗り込み、あちこち探すはずだが。
トーサン・ハントは、
毎日、乗る列車の時間と車両と扉の位置を決めている。
◯両目の前から◯番目の扉から乗車。
必ず、同じ位置から乗るのだ。
だから、車両の停車位置で、いつも乗る車両の位置で待ち伏せしたのだ。
では、
なぜ?網棚に無いのか?
トーサン・ハントは、再び、iPhoneに目をやった。
自分の乗った列車は動き
自分の位置は、動いていくのに
ブツの点滅は、先ほど乗り込んだ駅で止まったまま動かないのだ!
トーサン・ハントは、次の停車駅で下車。
「まさか?!」
ブツは、善良な人が、その駅で「忘れ物」として
届けていたのだ。
トーサン・ハントは再び、反対方向のホームに移り電車に飛び乗った。
一つ前の駅まで戻り、ブツの回収に向かった。
決して、電車の上とかには乗らなかった。
移動のタクシーの車内で、、この話を
家族みんなで聞いた。
トーさんは、「ずーっとイヤホンであの曲を、聞きながら、なりきってたよ 笑」と。
この記事は、私の体験でなく、かつ、具体的な駅名など書いてないので、わかりにくいかと思います。また所要時間もかなりかかっていると思います。
(電車の終点折り返しを待つとなると、、)
雰囲気だけでも伝わればと思います
みなさん、ご心配を、おかけしました。
お声かけありがとうございました。
そして、いよいよ次です。
やっちまった
んです。
(汚れちまった悲しみに 中原中也より )