ふと、図書館で手に取った本

この本と出会い

私は、潤一郎に魅了されました




​文豪・谷崎潤一郎 


文豪・谷崎潤一郎 時代を先取る衝撃な内容の小説は当時、時局に合わないと「発禁」され作品によっては「猥褻図書」とされ

現在も高校の教科書には、「夏目漱石」は載るが「谷崎潤一郎」は載せないそうです。



文豪は、自分の3番目の妻(松子さん)や妻の妹、息子のお嫁さんに芸術的感興を刺激され、女性たちを主人公にして数々の小説を書いたのです。


「春琴抄」「細雪」「鍵」「瘋癲老人日記」


そのテーマや内容は当時の人々には衝撃を与えました。





桐野夏生さんは、この大作家を取り巻く魅惑的な三人の女性たちが、嫉妬や葛藤が渦巻く中、一人の男はどのように女たちを見ていたかを切り込んだ物語を書きあげたのです。



「細雪」は以前「平成細雪」として放映されたのをみました。

四姉妹のキャストは

長女を中山美穂、次女を高岡早紀、三女を伊藤歩、四女を中村ゆり。

舞台は、大阪船場の老舗繊維会社、そして芦屋。阪神間の街 4姉妹のお嬢さまたち



美しい女優さんと、その「関西女性のことば遣い」にすごく惹かれました。


「細雪」は、史実通りに物語が進みます。
東京大空襲、阪神大水害など、その時代の出来事が物語の中で軸となり、、主人公の女性たちがどのように生きたかが忠実にかかれています。

それは、全て、フィクションではなく、潤一郎のそばにいる女性達のリアルだからです。


​引越し魔 


3番の奥さんになった最愛の松子さんと暮らすために

神戸、住吉川の辺りに住まいを構えます。(倚松庵ー現存しています)


小説を書くたびに、それにふさわしい地に引越ししたそうです。 


79年の生涯で実に42回も転居したそうです。



 そして特に気に入った阪神間(苦楽園、芦屋、岡本、住吉)で21年間に13回です。

そして「細雪」の執筆がこの地で始まりました。



東京日本橋生まれ東京帝大国文科入学、そして、文壇デビュー。横浜、箱根、熱海、阪神間で引越しを続けそして京都が大変気に入り、下鴨神社の糺の森近くに住まいを構えました。

(現存しています。今は、基本非公開です)



「デラシネ日記」の東京生まれ、関西住まい、そして京都に通う私は吸い寄せられました。




​京都の住まい 


京都が気に入った潤一郎

息子(松子さんの前夫の子・実の息子ではない)のお嫁さんをとても気に入りました飛び出すハート

娘となる女性を。


そして息子夫婦が所帯をもつにあたり、住まい探しに首を突っ込んでくるのです。


必ず東山、北は修学院、南は南禅寺まで

という条件を出します

そこに自分の仕事場を作りたいとのことで

(お嫁さんのそばにいたい!)


息子夫婦は、北白川の仕伏町からの転居です。



妻の松子さんは、そのお金を潤一郎が援助するのか、お嫁さんがどこに住むのか気になります。


松子さんは潤一郎との間には子どもはいません。

(文学のために、、敢えてです…)


 


「法然院さんが新しい土地を売ってくれはるそうや」
潤一郎氏は、法然院に墓所を買ったばかりだったからです。

「法然院さんの前の道の北側の坂道を下りた、疏水に道に囲まれた場所なんやて。ええとこやとあの人(潤一郎)が喜んではった」(デンジャラスp.292)


私は、この部分を読んで、京都に行ったら、訪れてみたいと思いました。

そして、息子のお嫁さんになった女性は、
日本画家の橋本関雪氏のお孫さんとのことです。

現在、橋本関雪記念館として、入館できます。




出かけてみよう!