日本国籍とパスポートの申請
12週目の娘 (注)今回のタイトルとは何の関係もありません
2005年正月に初の子連れ里帰りをすることになったので、2004年の秋頃に娘のパスポートを申請することにした。 まず日本のパスポートを申請する前に色々とやらなければならないことがある。 それは、出生届(日本国籍保留の届出も)の提出とアメリカのパスポートの申請。
日本では子供の出生届は生後2週間以内に届けることになっているようだが、海外に住む日本人に関しては、日本大使館(領事館)の場所が遠いなどの理由から3ヶ月以内に届出を提出すれば国籍を保留することができるようになっている。 娘が生まれてからの2週間はとにかく忙しく、とてもとても書類を準備してサンフランシスコにある日本領事館に行く暇がなかったので、3ヶ月以内の提出期限は私たちにとっては本当に有難い限りだ。
それに引き換え、アメリカの出生届けにあたるソーシャルセキュリティ番号の申請書は至って簡単! 病院にいる間に病院のスタッフによって書類の記入・署名の催促があり、既にタイプ済みの書類に子供の名前と両親の名前、署名などをして渡せば、病院から直接シティホール(市役所)に提出してもらえる。 その4週間後くらいにシティホールに行けば、アメリカと日本のパスポート申請に必要な出生証明書をもらうことができるのだ。
10月の上旬、早速娘のアメリカの出生証明を取り寄せるためにシティホールに行った。 その翌日、サンフランシスコにある日本領事館に出生届を提出。 日本の出生届は出産前に既にサンフランシスコの日本領事館から郵送してもらっていたので、後はこれに記入してアメリカの出生証明と一緒に提出するだけだった。 シリコンバレーにある我家からサンフランシスコの日本領事館までは、車で約1時間かかる。 そして領事館で提出するのにかかった時間はたったの15分。 車の中では娘はぐっすり寝てくれていたのでよかったものの、たったの15分の為に新生児連れの車で往復2時間は正直つらい。 郵送で何とかできないものかと思ったが、こればかりは両親(もしくはどちらか一人)か代理人が直接提出しなければならないようだ。 いつものことながら、日本の役所のシステムは古い上、効率が悪いように思う。 こんな50年も前のシステムを未だに続けているのはどうかと思うのは私だけだろうか。 電子処理ができる日が早く来ればいいのにとつくづく思う。
ところで、娘の出生届を提出するに当たりかなり迷ったことがあった。 それは娘の戸籍上の名前。 私の姓は日本の戸籍上は旧姓のままになっている。 娘の名前はファーストネームが外国名、ミドルネームに日本名を入れた。 日本ではミドルネームなるものが認められないため、ミドルネームを含めたい場合は、ファーストネームにミドルネームをくっつけた1つづりの名前にしなければならない。(スペースや ・ は認めないとのこと) 私の旧姓にも合うような名前は付けたものの、ファーストネームとミドルネームが1つづりになっているのはやはり聞いた感じおかしいと思う。 かといって、ファーストネームだけだと、せっかくの日本名が無駄になってしまうし、日本名だけにすると、日本とアメリカで全く違う名前になってしまう。 さんざん悩んだ末、ファーストネームとミドルネームの1つづりにしてもらうことにした。 ま、戸籍なんてしょせん形だけのものだから気にしなければいいこと。 とは言うものの、名前は一生ついて回るからやはり気になるものだ。
11月下旬にアメリカのパスポートの申請をした。 必要な書類は近くの郵便局で取り寄せ、必要事項を記入してパスポートの申請を受け入れている郵便局へ出向いて証明用の写真と申請料を渡せばそれで終わり。 証明用の写真も自宅で目を開けている時を狙ってデジカメで撮った写真を自宅のプリンターで印刷したものを使用。 この頃、娘は11週の終わりで、ご機嫌な時はよく笑ったりしていたがカメラを向けて正面をじーっと見ることがなかなかないので、たった一枚の写真の為に何度も何度も写真を撮り直さなければならなかった。 しかし、デジカメならそんなのお構いなし! 要らない写真はいつでも削除すればいいだけだから好きなだけ写真が撮れる。 デジカメ、最高!! 娘はいい時代生まれてくれたもんだ~。
アメリカのパスポートを申請した翌週あたりに日本のパスポートの申請をするために、またサンフランシスコにある日本領事館に向かった。 日本のパスポートは娘の出生届が私の住民票がある市の市役所で受理され、新しくできた戸籍抄本を取り寄せて初めて申請をすることができる。 簡単に説明するとこうだ。
日本領事館に出生届を提出 → 日本領事館から日本の市役所へ出生届の転送 → 日本の市役所で出生届の受理 → 娘の名前が私の戸籍に加えられる → 新戸籍完成 → 日本の家族に戸籍抄本を取り寄せてもらう
こんなステップを踏んで初めて娘の日本のパスポートの申請ができるというわけだ。 10月上旬に提出した娘の出生届は10月下旬に無事受理され、11月上旬には新戸籍が完成した。 早速実家の母に頼んで娘の分の戸籍抄本を取り寄せてもらった。 日本の領事館にパスポート申請書を提出すると、その場でいろんなところを書き直すよう言われてしまった。 日本のお役所の書類は分かりづらいものや必要ないのでは?と思うものが多いので、こういった混乱は私だけではないと思う。 もう少し分かりやすくするか、簡素かしてもらいたいものだ。 ただ、ひとつ嬉しかったのは、戸籍上の娘の名前はファーストネームとミドルネームが1つづりにしないといけなかったが、パスポートの時は何故かスペースを入れて、二つの名前を分別することができた。 アメリカで使用している夫の姓も別名併記として入れてもらったので、日本とアメリカの両方のパスポートで同じ名前が使われていることになる。
さて、アメリカのパスポートは、申請から2週間後に早速届いた。 これで、万一日本のパスポートが間に合わなくても何とか海外旅行はできるので一安心。 と、ホッとしていたら、その1週間後には日本のパスポートも取得! 娘はこれで二つのパスポートを無事確保。 後はアイルランドのパスポートを取得するのみだ。 日本やアメリカのパスポートの申請と違い、アイルランドのパスポートはもっと簡単だそうだ。 聞いた話では、アイルランドに旅行中に現地の警察などで手軽に申請・取得ができるそうだ。 この夏アイルランドへ里帰りするので、その時に現地で申請してみようかと思う。
何はともあれ、無事娘の日本国籍、パスポートを取得できてホッとしている妻なのだ。 あ~、それにしてもハーフちゃんの親って本当に大変だぁ~。
