初めてのベビーシッター | ハーフの赤ちゃん

初めてのベビーシッター

      

       義姉に抱かれている娘 8週目



夫の母がカリフォルニアの我家に滞在中、アイルランドからもう一人の義姉が遊びに来た。 この姉は、夫にとっては2番目の姉にあたる。 4人兄弟の末っ子として生まれた夫にとって、この2番目の姉は一番近い存在だそうだ。 


さてさて、今回は娘を出産してから初めてベビーシッターをお願いした時の話。 夫の母が2週間滞在している間、私たちはほとんど義母に娘の面倒を見てもらうことができなかった。 というのも、義母は77歳で高齢な上、片目の視力が極端に弱いため、娘をだっこしててバランスを崩して転ぶと危ないという理由からだった。 唯一お願いしたのは、娘に哺乳瓶でミルクをあげてもらうのと、遊んでもらう(といってもプレイマットで遊ぶ娘を見てるだけ)くらい。 新生児のお世話で心身ともに疲れている私たちにとって、新たな客人のお世話は正直つらかった。 


そこに夫の2番目の姉が登場! 娘が生まれて8週目にして初めてベビーシッターをしてもらえることになった。 義姉は40代後半ですでに3人の子供がいる。 その日の夜は義姉と義母の二人で娘の子守りをしてもらい、私と夫は子供が生まれてから初めて夫婦水入らずの時間を過ごしたのだった。 


久しぶりの夫とのデート。 ひとまず、ディナーを食べてからずっとご無沙汰だった映画を見ることにした。 二人で外食なんて久しぶり♪ おいしい料理を食べに行きたかったが、映画の上映時間に間に合うように食事をしなければならない。 車を飛ばしておいしい店に行くことも考えたが、映画館のすぐ近くの並程度のタイ料理のお店でディナーをいただくことになった。 店に入ってメニューを頼んだ直後、私たちの隣にとてもうるさい親子が入ってきた。 私たち夫婦は顔を見合わせ、沈黙しながら考えていることは同じだった。 料理はもう頼んでしまったし、これから別の店に行ってお料理を頼んでいたら映画の時間に間に合わないかもしれない。 あぁ、せっかくの二人のくつろぎのひと時だったのに・・・。  隣の客はうるさいし、料理もパッと目の覚めるような味ではないし。 久しぶりに夫婦でお出かけしてみればこんなもんだし。  


この日、夫婦の会話に出てくるのは、ほぼ 『○○ちゃん、どうしてるかね~・・・・。』 につきる。 考え出したら切りが無い。 普段は没頭して見ているはずの映画の最中でさえ、今頃泣いてるんじゃないか、オムツをちゃんと替えてくれているかな、ミルクの後にちゃんとゲップをさせてくれてるかな・・・なんてふと考えてしまう私。 育児で疲れた身体を休めて、気分をリフレッシュするはずのお出かけが、かえって心配のし過ぎで気疲れしてしまった。  一番ほっとしたのは、家に着いて娘の寝顔を見た時だった。 


ベビーシッターを頼むのも楽じゃないなぁと思う。 慣れれば何てことないのだろうが、慣れるまでは心配で気が狂いそうだ。 しかし、こんなことで心配していたら、娘が幼稚園に行く時にはどんなことになるのだろう・・・。ともあれ、しばらくは夫婦で外出なんてしなくてもいいや、と本気で思う妻なのだった。