義母、孫に会いにアイルランドからやって来る | ハーフの赤ちゃん

義母、孫に会いにアイルランドからやって来る

             

            夫の母に授乳してもらっている娘 7週目

 

 

私の日本にいる母が帰国してから1週間後、今度は夫の母がアイルランドから孫を見にやって来た。 義母は、現在77歳。 高齢である。 すでに孫も5人いて、娘で6人目の孫となる。 私の母がたったの3日間の滞在しかしなかったのに対し、義母は2週間滞在することになった。 夫とは結婚して5年経つが、義母が我が家に泊まりに来たのは今回が初めてだ。 今まで何度か遊びに来たことがあったが、お泊りではなくお食事かお茶をするだけで、家から車で20分ほどのところに住んでいる義姉のところに泊まっていたのだ。 

 

さて、義母滞在中の2週間・・・・私は掃除の鬼と化していた。 私は大のきれい好き。 というか、ほとんど潔癖症に近い。 乳児のお世話で自分の寝る暇さえないというのに、毎日毎日せっせと家の中を片付け、気がつくとキッチンにこもりがちになっていた。 現在77歳の義母は、アイルランドで最近90歳になったばかりの義父のお世話をしているため、今回の旅行は義母にとっては慰安旅行でもある。 高齢な上、片方の目の視力が極端に弱くなっているということもあり、義母には家事、育児のお手伝いはほとんど頼めない状態なのだ。 産後の身体にはつらい状況だ。 私がもっと適当な性格だったら、こんな時もきっとお気楽に過ごすことができたのだろうに・・・。 しかし、半ば完璧主義者の私には、たとえ産後といえど家を散らかしたままお客様を迎えるわけにいかないのだ。 

 

こうして、育児と睡眠不足で疲れた身体に鞭をうちながら、妻の過酷な2週間は始まった。 まず、娘の授乳で早朝に目が覚め、そのまま朝食の支度をする。 夫と義母が起きてきて3人で朝食をとる。 アイルランド人は(というか、夫の家族はといった方が正解)、朝食を食べ終わってもすぐに片付けず、紅茶を飲みながらだらだらといつまでも朝からおしゃべりに徹する。 その間に妻は軽くシャワーを浴び、夫は朝食の後片付け。 義母は孫と楽しそうに遊んでいる。 こんな感じで、昼食、夕飯と私が全て作り(たまに夫も作るが)、夫と義母が寝た頃に妻は毎日ひっそりとキッチンとフローリングのお掃除。 そして、週に2回はみんなが出払っている頃を見計らって掃除機をかけ、1階と2階のバスルームの掃除。 その間にも鬼のように洗濯物が溜まる。 

 

その頃の私は、娘に直接母乳から飲ませる傍ら、まだ電動搾乳機のお世話にもなっていた。 直接母乳からだと娘の飲む量が少なく、すぐに胸がパンパンに張ってしまうので、朝、昼、晩と1日3回は搾乳し、その度に哺乳瓶の消毒もしなければならなかった。 たったの10分、15分とはいえこの間でさえも惜しいと思えてくる程自分の時間がなかった私。 よく、搾乳している最中に居眠りしていたものだ。 こーんなに大変な思いをしていたのは妻だけではない。 夫も結構手伝ってくれていた。 しかし、母親にしかできないこと(授乳、搾乳など)もあり、夫に比べると妻の睡眠時間は格段に短い。 

 

義母は、アイルランドの自宅ではいつも綺麗にしている人だ。 キッチンもバスルームも、いつも完璧なくらい清潔にしている。 私たちが遊びに行くと、特に気合を入れて家を綺麗にしていてくれている。 きれい好きの私の為に無理にしてくれていたらちょっと申し訳ないが、私にはありがたい限りだ。 まあ、そんな義母なので、今度は彼女の為に居心地のいい滞在にしてもらおうと、妻も毎日張り切ってお掃除のおばさんと化したわけである。 しかし、乳児のお世話でろくに眠れない私の体が2週間も続くわけはなかった・・・。(悲)

 

義母が帰る3日前くらいから、だんだんと体が動かなくなってきて朝も起きれなくなってしまった。 娘の早朝の授乳も添い寝しながら与えたりしていたのでそのまま寝てしまい、気がついたら午前9時になっていたりした。 夫も義母も私の体を休めてあげようとわざと起こさないでくれていたのだが、最後の日まで起きれずに朝食の準備ができなかったのは正直申し訳ない・・・。 本来なら自分の母や義母に来てもらった時は、産後の身体を気遣い、いろいろとやってもらったりするものだと思っていたのだが、私の場合は産後の身体に更に試練を与える形となった。 産後の育児はそれ程苦ではなかったが、育児と客のお世話、そして毎日のように家事、掃除はやはり無理があったように思う。 

 

今度、赤ちゃんを産む時は私のお手伝いをしてくれる人だけを、ご招待することにしよう。