10年程前になりますが、このギターは、父が粗大ゴミ担当の日に、捨てられていたのを拾ってきたギターで、もういらないから捨てられたらしく、ギターケースの中からは、錆びて切れてしまった弦とともに、長い歳月を経て眠っていたギターです。
私はこのギターを、再び甦らせて音色が聴きたいと思いました。
まず、ギター弦の変え方が分からないので、ギター雑誌の弦の張り方を見ながら、弦を張ったのですが、全く何も分からずの状態で張り替えたので、弦もペンペンだし、間違ってると思うのですが(^▽^;)
このペンペンは、ペンチで切らないとですね(;^_^A
音を鳴らしてみると、凄くいい音色がします。
FGは日本の楽器メーカーの量産アコースティックギターの中では最も歴史が古いものであり、FGという名称は「ヤマハの『フ』ォーク・『ギ』ター」が由来です。
ちなみにYAMAHA FG-152シリーズ は、1975年~1978年まで販売された、当時のエントリークラスのフォークタイプのアコースティックギターです。
独特の音色、オリジナルのボディやヘッドの形状が特徴で、1966年に最初のモデルFG-180とFG-150「国産フォークギター第1号」として発売され、初期のFGには、ボディ内のラベルの色により最初期型の通称ライトグリーンラベルと後期の赤ラベルがあるのですが、私のタイプはオレンジラベルで1978年12月に発売され、販売終了が1980年タイプです。
また、ギターのヘッドも変化し1968年までは「YAMAHA」の横ロゴでロッドカバーは釣鐘型、1969年から1972年はロッドカバーの形が変わり、音叉を組み合わせたヤマハのマークが付いています。
最初のFG以後、マイナーチェンジを繰り返しながらシリーズ化して販売され、緑ラベル、黒ラベル、オレンジラベル、ベージュラベル等に区別されます。
1970年代中期~後半にかけてなので、当時定価では15,000円のモデルで、比較的リーズナブルなエントリーモデルですが、当時の製品は、作りも丁寧でしっかりとしており、木材も現在より豊富にあった時代で、良い木材が使用されており、さらに経年により、木材や塗装がより乾燥し、使用により、より木材、ギターの鳴りが良くなっているという事で、国産のヴィンテージ・モデルとしてファンの間で高い人気を誇っているようです。
まずは、GLAYの「pure soul」を歌いながら弾いてみました
http://www.youtube.com/watch?v=fuKB_05rjd8
GLAY「pure soul」ライブ映像より
ずっと使われてなかった楽器を、こうした形で甦り、音も奏でる事ができ、1970年代の音色に触れ、例え時代は流れていっても、風化する事なく、受け継がれていってるものなんだなぁって、しみじみと思う今日この頃でした