皆さんお疲れ様です。haoでございます。

 

ここ最近どうにもエンジンのかかりが悪いと書いてきたトビイロでしたが、ぼちぼちそれなりの繭の堆積が見られるように。

こういう時思い出されるのが去年のクロヤマ。

やはりエンジンの不調を感じたワタクシは庭から採取してきた幼虫を移植したわけですが、このトビイロも我が家に土着している種族。

探してみたら、あっさり確保できました。

そこで早速採餌エリアへ入れてみますと、おお!!、反応が早い!!。

……、って、あれ?。

明らかに、繭がデカい?。

あれ?、間違いなくトビイロの巣だったよな?。

去年コロニー採取した最寄りの石の下だし…。

まぁ、かなり成熟したコロニーだったから、ワーカーのサイズが違うのはなくはないか…。

実際運び込んで世話してるし、同族に違いは無さそう。

疑念は残ったものの、幼虫も採取したため餌は必要でしょう。

早速シロアリを投入し繭とともに運ばせました。

ここからサイズの違うワーカーが羽化するのか?。

しばらく様子を見るのです。

 

他に大きな動きがあったのはクロヤマ。

ついに有り余る裸蛹の中から羽化する個体が現れ始めました。

それもコロニーのあちこちで。

満を持して羽化5番手の最大勢力。

やや最近、寿命でワーカーが目減りしたタイミングでこれ。

改めてアリ族の繫殖の仕組みは玄妙ですなぁ…!!。

 

ムネアカも順調に羽化が続き、最近は羽化したてのまだ色の薄い新ワーカーが繭の世話に加わるように。

世話の頭数が増えたということは、ワーカーは採餌や防衛、女王は産卵に専念できるということ。

ガンガン増えてもらって8月に備えていただきたい。

 

そして、本日の主題。

6月1日、予告していた日取りでございます。

今や、すっかりコロニー内での立体移動にも対応したオオハリ軍団。

こちらもクロヤマ同様、寿命を迎えるワーカーがぼちぼち出始めましたが羽化も順調に進んでいる様子。

同胞の死骸を搬出するワーカーの動きも実に軽快です。

ならば、充分でしょう。

機は熟した。

冬に一度開放し、時期尚早だったと閉鎖したプミラへの道。

本日をもって再開放。

もっとも、すぐにクロヤマに殺到されてもそれはそれで困る。

ゆえに撹乱の意味も込めてコオロギを大量導入。

ここで沸いた外敵にクロヤマが気を取られているうちにオオハリに動いてもらえば理想でしたが、やはりそんな上手くはいかないか…。

先にチューブに入り込み探索を始めたのはクロヤマの方。

それでも注意深く行き来しながらなかなか深部まで進みませんでしたが…。

やはり危険水域に進出しては起こるエンカウント。

ついにおよそ5ヶ月ぶりに両種族の邂逅が。

かつてはやおらクロヤマに奇襲を仕掛けたオオハリでしたが…、あれ?、踵を返した…?。

サイズ差的にもかつてのプミラでの苦戦も記憶しているのか。

やや慎重なオオハリ。

一方のクロヤマもここは一時進路を後退に転じますが…。

しばらく経ってから確認しますと、そこにあったのはクロヤマの死骸。

んん?、オオハリのまさかの逆襲があったか?。

なんて思っていましたらそこにのそのそやって来るクロヤマ。

運んでいるのは、寿命の尽きたワーカー。

どうにも、侵入だけでなく、早くも死骸をバリケードにした封じ込めに入った模様。

しかし、冬場のコロニー補修といい、とことん死骸を利用するよなぁ、こいつらは…。

 

かといって、アリ族の異種接触に犠牲が出ないかと言われれば当然そんなこともない。

確認しただけでも、かなり本丸に接近したクロヤマがオオハリのワーカーを仕留めて運び出すのを2度目にしました。

一方、やられっぱなしではないオオハリ。

逆にチューブを逆流しプミラに達するや、そこにいたクロヤマの足に噛みつき徹底抗戦。

お構いなしに壁をよじ登るクロヤマにこれまたお構いなしに噛みつきを継続するオオハリ。

この個体間に関してはかなりクロヤマが旗色悪い展開。

開けたプミラでこうなら、敵陣内ではさぞかし殲滅に骨を折ることとなるでしょう。

 

そんな攻防が日中いっぱい続いて夕方。

往来を続けていたチューブから出ていくクロヤマを確認。

そのままプミラに取って返し、どこかへ消えました。

これは…、とりあえず、本当にとりあえずでしょうが、ひとまず防衛に成功したと言えましょう!!。

先日のムネボソ同様、確かに犠牲は出ました。

それでも女王や繭に被害を出さずに斥侯を追い払ったこの事実。

本日まで開放を待った甲斐があったと言えるでしょう。

すぐにオオハリがプミラに積極進出するかはわかりません。

でも斥侯レベルなら本拠地で充分やり合えることが証明されたし、クロヤマも大勢力をもっての殲滅戦に旨味が無いことをこれで経験したでしょう。

 

まずは、クロヤマ・オオハリ両種族の「混生」環境、為る。

それも、中型種での貴重な実証例。

これは8月のムネアカ開放の良い試金石となりました。

 

あとは、各種族の繫殖状況。

順調なら、1ヶ月後カワラケとアシナガを同時に解き放ちます。

ひとまず、「暫定」も込みですが、現在プミラは3種混生体勢。

これを将来的に10種に引き上げます。

 

でわでわ。