Bay」が思い出されるところだが,果たしてこのあたり,どういった製品が出てくるのかは気になるところである。  ……話が大幅に脱線してしまったが,もう一度Sapphireのマザーボード開発に話題を戻そう。  Lee氏は,20人足らずというTrimarkのマザーボード開発チームを,「おそらく,業界最小の開発チーム」と位置づけていたが,「小さなチームだけに,ラインナップ全体を見渡せるメリットはある」とも胸を張る。Sapphireで展開するマザーボードは,チップセットごとに複数の製品を用意していくのではなく,「チップセットやCPUの特性を活かした製品作りに注力している」(Lee氏)とのことだ。  その方向性は実にシンプルで,AMD 990FXやX79といったハイエンドチップセット搭載製品では,マルチグラフィックスカード構成やオーバークロック耐性を追求しつつも,「ピーク性能だけでなく,長期間使い続けてもらえるだけの安定性を提供したい」(Lee氏)。この考え方が,Cheap Diablo 3 Gold,序盤で紹介した,「電源強化のためのAMD 990FXマザーボード再設計」や「PCI Express 3.0への固執を止めてnForce 200へ切り替え」といった決断をもたらしたようだ。  一方,ミドルクラス以下では,グラフィックス機能を重視したMini-ITXマザーボードを積極的に展開するという。  同社はすでにLucidLogix Technologiesの「Virtu」に対応した「Intel H67 Express」(以下,H67)搭載のMini-ITXマザーボード「PURE Platinum H67」を市場投入済みだが,さらに「AMD A75」搭載のMini-ITXマザーボードも計画中だ。  Lee氏は,ムートンブーツugg,これらの製品において,LucidLogix Technologiesの「Virtu Universal」対応も検討しており,「老舗グラフィックスカードベンダーのマザーボードらしく,メインストリーム製品でも最大限のグラフィックスパフォーマンスを提供できる製品展開をしていきたい」と,意気込みを語っていた。  また氏は「マザーボードの品伽蛳蛏悉丹护毪郡幛耍徊垦u品については台湾国内で生産することも検討している」と,アグレッシブな製品戦略を持っていることも明かす。かつて所属していた某社における実績も踏まえるに,面白いマザーボード開発チームが戦線に戻ってきたといえそうだ
関連トピック記事: