●在留特別許可 イラン人一家の要請認めず 東京入国管理局 | ニュースで法学

●在留特別許可 イラン人一家の要請認めず 東京入国管理局

-------------------------

在留特別許可 イラン人一家の要請認めず 東京入国管理局


最高裁で国外退去処分が確定した群馬県高崎市在住のイラン人、アミネ・カリルさん(43)一家が、強制退去を猶予される仮放免期限の8日、東京入国管理局に出頭した。入管側は、一家4人が求めていた在留特別許可(在特)を認めないと通告。仮放免期間を来年1月12日まで延長し、パスポートやイランへの航空券を用意したうえで同日に出頭するよう指示した。
 アミネさん一家は妻アクラムさん(39)▽高校3年の長女マリアムさん(18)▽小学4年の二女シャザデさん(10)の4人。この日は、シャザデさんを除く3人が出頭した。一家は00年6月に国外退去処分を受け、同年8月に取り消しを求めて東京地裁に提訴。1審は勝訴したが、2審で敗訴。今年10月10日に最高裁が上告を棄却した。国外退去処分決定後の同19日に在特を求め、法務省に再審情願を提出。その後、2度にわたって仮放免となっていた。これに対し、長勢甚遠法相は5日の閣議後会見で「基本的には(イランに)お帰りいただきたい」と述べるなど、在留を認めない考えを示していた。
 通告を受け、アミネさんは東京地裁で記者会見。「(在特が認められるためには)これ以上何をすればよいのか」と疲れた表情で語った。また、弁護団長の村田敏弁護士は「日本で育った子供たちの人権に対する配慮が全くない、理解出来ない判断だ」と批判した。【杉山順平】

(毎日新聞) - 12月9日10時21分更新

-------------------------

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061209-00000005-maip-soci より