●住基ネット「離脱」一部認める…大阪高裁 | ニュースで法学

●住基ネット「離脱」一部認める…大阪高裁

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住基ネット「離脱」一部認める…大阪高裁

 住民基本台帳ネットワーク(住基ネット)はプライバシー権を侵害し違法として、大阪府箕面市など府内5市の住民16人が、住基ネットからの離脱や1人5万円の慰謝料などの支払いを求めた訴訟の控訴審判決が30日、大阪高裁であった。

 竹中省吾裁判長は、住民らの請求を棄却した1審・大阪地裁判決を変更し、箕面、吹田、守口の3市長に対し、住民4人の離脱を命じる判決を言い渡した。

 住基ネットからの「個人離脱」は昨年5月に金沢地裁で初めて認められたが、その後は原告敗訴が続いていた。高裁レベルで離脱を認めたのは初めて。

 判決は、慰謝料請求については退けたが、敗訴した豊中、八尾両市の住民12人は慰謝料だけを請求しており、住基ネットの離脱を主に主張していた住民側の実質的な全面勝訴で、各地の訴訟に影響を与えそうだ。

(読売新聞) - 11月30日17時53分更新

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061130-00000411-yom-soci より