●男性に無罪、ひき逃げ判決 富山・高岡簡裁 | ニュースで法学

●男性に無罪、ひき逃げ判決 富山・高岡簡裁

----------------------------

男性に無罪、ひき逃げ判決 富山・高岡簡裁
朝日新聞 20061111 取得 元記事
2006年11月10日11時43分

 交通事故でけがを負わせ現場から逃走したとして、業務上過失傷害と道交法違反(ひき逃げ)の罪に問われた富山市の男性(36)に、高岡簡裁が無罪判決を言い渡したことが10日、わかった。富山地検は「誤認逮捕とは考えていない」として控訴を検討している。

 男性は1月4日午前5時10分ごろ、富山県射水市の県道で軽トラックを運転中、富山市の女性をはねて2週間のけがを負わせたとして、小杉署(現射水署)に逮捕された。

 同署の調べに容疑を認めたため、地検高岡支部は略式起訴、男性は罰金50万円の略式命令を受けた。だが、その後起訴事実を否認し、高岡簡裁に正式裁判を申し立て、今月1日の判決で無罪を言い渡された。

 判決は、捜査段階で容疑を認めた自白調書の信用性を認めず、男性の軽トラック前部にあった接触跡について事故との因果関係を認めなかった。

----------------------------