●「勝訴」のニセ判決文、渡した弁護士を逮捕
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「勝訴」のニセ判決文、渡した弁護士を逮捕 |
読売新聞 20061111 取得 元記事 |
訴訟の依頼人に「勝訴した」と偽り、偽造した判決文を渡したとして、警視庁捜査2課は10日、住所不定、弁護士石川勝利容疑者(41)(東京弁護士会所属)を有印公文書偽造容疑などで逮捕したと発表した。 調べによると、石川容疑者は2003年5月、東京都目黒区のIT関連企業に勤務する女性(39)から、未払い賃金などの支払いを求める訴訟の代理人を依頼されたが、提訴しないまま放置していたのに、女性に「勝訴した」と報告。04年1月、東京地裁が請求通りの約235万円の支払いを命じる内容のニセの判決文を作成し、女性に渡した疑い。石川容疑者は、女性を信じ込ませるため、弁護士費用を差し引いた約200万円を自腹で支払っていたという。 同年5月、女性が同地裁に判決文の交付を求めたため発覚。女性が東京弁護士会に懲戒請求する一方、同地裁が石川容疑者を告発していた。同会は今年3月、石川容疑者に業務停止2年の懲戒処分を出している。 (2006年11月10日21時18分 読売新聞) |
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