●東京・清瀬の警官殺害、時効まで100日…捜査を強化 | ニュースで法学

●東京・清瀬の警官殺害、時効まで100日…捜査を強化

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東京・清瀬の警官殺害、時効まで100日…捜査を強化

 東京都清瀬市の旭が丘派出所で1992年2月に勤務中の警察官が刺殺された事件は6日、時効成立まであと100日となった。

 警視庁東村山署の特捜本部は同日、捜査会議を開き、同庁捜査1課の光真章課長が、捜査員約30人を前に「残された期間は短いが、絶対解決するという信念のもとに執念の捜査をしてほしい」と訓示した。

 事件発生後の14年余りの間に、特捜本部に寄せられた情報は3091件。今年になってからも、「犯人を知っている」「拳銃マニアがいる」などという情報が43件寄せられている。このため6日からは、特捜本部の捜査員を10人増やして40人体制に拡充。改めて不審者や拳銃マニアの洗い出しなどを進める。

(読売新聞) - 11月6日12時38分更新

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061106-00000405-yom-soci より


記事中に「時効」とあるのは「公訴の時効」を意味する。


刑事法上、時効には2種類ある。


一つは「刑の時効」であって、刑の言い渡しを受けた後一定期間の経過によってその執行が免除される制度である。


これに対して、「公訴の時効」とは犯罪行為が終わったときから一定期間が経過すると公訴の提起ができなくなるという制度である。刑事訴訟法250条に規定がある(現在は殺人については以前は「15年」だったが、平成16年に改正され現在では「25年」となっている。改正前に発生した事件については発生時の規定である15年が適用される)。