●共同記者の証言拒絶、取材源秘匿は正当…東京高裁決定
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共同記者の証言拒絶、取材源秘匿は正当…東京高裁決定
米国の健康食品会社が米国政府に損害賠償を求めた訴訟の嘱託尋問に関連し、共同通信記者が取材源に関する証言を拒絶したことの当否が問われた裁判で、東京高裁(大喜多啓光裁判長)は、取材源の数など一部の質問について証言拒絶を認めなかった1審・東京地裁決定を取り消し、すべての証言拒絶に理由があるとする決定を出した。
決定は19日付。
記者の証言拒絶裁判では、最高裁が今月3日、NHK記者のケースで、「取材方法が一般の刑罰法令に触れるなどの事情がない限り、原則として取材源にかかわる証言は拒絶できる」とする初判断を示したが、下級審で争点となった公務員の守秘義務違反と取材源の秘匿の関係については明確な判断を示さなかった。
(読売新聞) - 10月20日22時48分更新
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061020-00000416-yom-soci より