※これは数年前の備忘録です※

お前もな左矢印前のお話

1週間後、父の病院へ
個室に移動していたびっくりびっくり

色んな機械に囲まれて…
目は瞑ったまま
酸素マスクしてて…
無反応だったショボーンショボーン

たまたま来た看護師さんから
「夜付き添われるなら寝具準備出来ますよ」

完全看護で付き添いは基本ない病院
そんな状態なのかと弟に連絡してみた
「毎日病院行ってるが、医師からそんなことは言われてない。もちろん看護師からも。付き添う予定はなかったが…」

父のことは弟に全面任せてる
たまに顔を出した私が物申すことじゃないショボーン

「じいちゃん、また明日朝から来るわ。付き添う予定じゃなかったから、準備も家の事もしてこなかったから」

「あ、もうすぐね引っ越すよウインクウインクこっちに戻るから。そしたら毎日病院来れるよ」

「ばあちゃんみたいに1人で逝っちゃダメだからねえーえー

反応がない父に一方的に喋った


その日の夜…夜中か
携帯が鳴った📱

「病院から危篤と連絡来た」
弟からだった

「俺達は今から行くが、お前は様子見ながらでもいいぞ」
遠くから、夜中ならタクシーでくるのはわかってるから、気を使ったのだろ…

「今から行くわ」

旦那が起きて、話を聞いていた
「じいちゃん、危篤だって。タクシー呼ぶわ」

「そか、なんかあったら連絡してくれ」
そう、言って布団に潜り込んだ

は?びっくり仮にも舅が危篤なんだよ
普通は旦那も行かなきゃだろムキームキー

そう、思ったが
言葉を飲み込んだ
正常な判断、正常な行動が出来ない人間に何を言っても虚しいだけ

タクシーに乗り込んで…三分位だったろうか
弟から着信
「間に合わなかった…病院の駐車場に着いたとこだった…」

「そか…タクシーに乗ってる。40分くらいかかる」

切った瞬間、涙が溢れた
声が漏れた
嗚咽しながら泣いたえーんえーん

私はなんでこんなとこにいる?
なんで1人なの?