知人の女性の車にGPS機器を取り付け、位置情報を取得するなどしたとして、高岡市の26歳の消防士がストーカー規制法違反の疑いで逮捕されました。

逮捕されたのは高岡市消防本部伏木消防署に勤務する消防士の林陽太容疑者(26)です。
上市警察署によりますと、この消防士は5月頃、県内に住む20代の知人女性の車に勝手にGPS機器を取り付け、6月5日には位置情報を取得したとしてストーカー規制法違反の疑いが持たれています。
警察が別の件で女性の車を調べていたところGPS機器が見つかり、さらに調べを進めたところこの消防士が関わった疑いがあることがわかったということです。
警察の調べに対し、消防士は「間違いありません」と供述し、容疑を認めているということでGPS機器を取り付けた理由などを詳しく調べることにしています。
ストーカー規制法は3年前に改正されて、GPS機器を無断で設置する行為なども規制の対象になっています。
県警察本部によりますとGPS機器などを使ったストーカー規制法違反の疑いでの逮捕は、県内では初めてだということです。
消防士が逮捕されたことを受けて高岡市の角田市長は「市民の皆様の市政および市職員に対する信頼を失うもので、誠に遺憾です。事実を確認して厳正に対処します。今後とも徹底して再発防止に努めてまいります」とコメントしています。