げんき堂整骨院イオン羽生の下野です!!

今日はちょっと真面目に(いつも真面目ですが)
学生スポーツの話を書いていきたいと思います!

それでは始めます


最近は学校の部活動の在り方、教員の方の
働き方を見直そうという動きが高まり、
部活動も週休2日制を敷くといった
取り組みが本格的に始まりました。

以下2つの関連記事を載せておきますが、
本日は『教員の働き方』という点はひとまず
置いといて、学生、特に小、中学生年代の子供達のスポーツについて書きます!!

学校での働き方改革で、部活動はどう変わるか↓↓
https://dosports.yahoo.co.jp/column/detail/201905140031-spnavido

日本の選手が考えがちな「練習を休むと下手になる」は本当なのか?⬇️⬇️

https://physiomasa.com/archives/537

この2つの記事の内容をまとめると、

・教員の負担が大きすぎる

・部活動は地域スポーツクラブとの連携が必要になってくる

・部活がない日はスポーツクラブの練習にも励んでみてはどうか?

・日本には「休む=悪!!」という考えが蔓延している

・練習を休む=下手になる。痛くてもやる(記事内から引用)という考え

・休む=恐怖を感じる(周りに差をつけられる)
という考え


まず、皆様はスポーツ選手の
怪我についてどれくらいご存知でしょうか?

2つ目の記事にも書いてありますが
怪我は大きく分けて2種類あります!

ひとつは「外傷」と言われるもの。
これは捻挫や打撲、挫傷、骨折などです。

ふたつ目が「障害」です。
これは外傷と違い、スポーツによって
繰り返しの負担が加わることで
慢性的な痛みが発生してしまう場合です。

代表的な例を言うと

・腰椎分離症(小中学生の発症率が高い)
・オスグッド・シュラッダー病
・野球肘
・シーバー病
・グロインペイン

などです。

次に「休んだら下手になるの?」という点です。

休んだら下手になるという考え方は
正しいようで正しくないと言えます。

もちろん怪我をして部活などを
休むことになれば筋力も低下しますし、
感覚も鈍るでしょう。
(筋力低下はどれくらいの期間休んでいたかにもよりますが、)

しかし、その選手の中に蓄積された
戦術メモリー、ワーキングメモリーなどは
消えることはありません。

自転車に半年くらい乗っていなくても
乗り方が下手になる。といったことは
ありませんよね?

それと同じです。

基本的に小学生年代などで競技に費やす時間は
1週間で考えるとせいぜい
年齢×1時間

が限度と言われています。
これを超えてプレーすると故障のリスクは上がると考えていいでしょう。

「子供は体力があるから大丈夫でしょ?」

成長途中の脆い体に連続して毎日、長時間
負荷をかけ続けたらどうなるでしょうか?

答えは自ずと解ると思います。

もし怪我やスポーツ障害を負ったのなら
じっくりとその感覚が戻せるようにリハビリ 
トレーニングなどをして戻していけばいいだけです。

しかし、日本では休むと下手になる
といった考え方が広く認識されがちです。

選手自身も休んで周りに置いていかれるのが
嫌だから、大事な大会が近いからなどなど、

指導者側も
同じような理由、
特に怪我をしてるのが主力選手
であれば何とかやらせようとと試みる
方もいてしまうのではないかと思います。

もしくは

「打撲や捻挫なんて怪我じゃねー!!
気合いが足りねんだ気合いがー!!」

・・・みたいな恐竜時代の
化石のようなお考えをお持ちの方も
いるのではないかと思います。
(言葉が過ぎました)

などなど、休めない理由、休みづらい
理由は多々あるとは思いますが、

怪我やスポーツ障害を負ったら
迷わず休ませることを強く、
強くオススメします。

少なくともプロ選手でもない以上
(プロでも難しいところですが)
無理に競技に参加するのはオススメできません。

重症でプレーさせたり、軽傷だから大丈夫だろうと甘く考えて競技に参加させたりすると
症状を悪化させ、選手生命どころか
後の人生にまで影響を及ぼしてしまう場合があります。

選手はやりたい気持ちが先走って

「大丈夫です!!今が大事なんです!!
怪我がどうなってもかまいません!!」と
言う人もいるでしょう。

しかし、そこに歯止めをかけて
守ってあげられるのが怪我に対して
正しい認識を持った保護者、指導者の方々です。

練習を休んだら下手になる
なんてことはありません。

休むことで自分の体や競技と
改めて向き合うことで復帰したときに
競技力が向上することもあります。

僕も大学時代に股関節の怪我を
おして無理にプレーをしていましたが
痛みが強すぎて歩くのも困難になり
プレーすることすらままならなく
なりましたが、しっかり治したあとは
痛みもなく、快適にプレーすることが 
できたことで、休んでよかったと思っています。

ちょっと個人的な意見や経験談が
混じってしまいましたが、怪我に
悩んでいる選手やお子さん、指導している
選手で怪我に悩んでいる子がいるという
方の参考にでもなってくれればと思います。

特に怪我などしてないけど
普段の部活やクラブ活動などが
休みと時に、でも動きたい!!と
いう選手はクロストレーニングといって、
普段やらないようなスポーツを
行うと、普段使っていない筋肉や神経が
刺激されるので、相乗効果で本職の競技の
パフォーマンスが上がることもあります!
是非、無理のない範囲でではありますが、
別の競技にも目を向けて見ても良いかもですね!


本日も最後までお読みいただき
ありがとうございましたm(__)m